百貨店大手4社の9月の売上高は、3社が前年同月の実績を上回った。東京では9月に前後を含めて36日連続で雨が降り、雨量も同月としては観測史上1日になるほど天候には恵まれなかったが、低温によって秋物衣料が動いた。国内富裕層とインバウンド(訪日客)による消費も引き続き活発だった。
前年同月と比べると、三越伊勢丹が11.0%増、高島屋が4.0%増、大丸松坂屋百貨店が1.9%減、阪急阪神百貨店が同9.5%増だった。三越伊勢丹は外商の上位客向けの「丹青会」「逸品会」の売り上げが大きく伸長した。唯一の減収だった大丸松坂屋も、大規模な改装工事が進む大丸梅田店を除けば1.5%増になる。
国内客の売上高は三越伊勢丹が7.1%増、高島屋が3.0%増、大丸松坂屋が4.7%減、阪急阪神は前年同月を上回った。訪日客による免税売上高は三越伊勢丹が35.5%増、高島屋が12.8%増、大丸松坂屋が17.7%増、阪急阪神では旗艦店の阪急本店が9月の最高売り上げを達成した。