ファッション

お笑い芸人・スパイク小川暖奈がすすめる、高円寺の古着屋「レモン」 大人ガーリーなロマンをまとう【東京ビンテージショップガイド for GIRL’S】

本連載「東京ビンテージショップガイド for GIRL'S」では、スタイリストやバイヤー、モデル、フォトグラファー、エディターなど、“ビンテージラバーズ”な業界人にフォーカス。毎回ゲストを迎え、リアルに通う信頼の古着屋や気になっていたショップを巡りながら、ビンテージの楽しみ方をひもといていく。

第5回のゲストは、お笑いコンビ「スパイク」として活動する傍ら、抜群のファッションセンスで女性から支持を集める小川暖奈さん。彼女が「商品はもちろん、店内もとってもかわいくて、どこを切り取ってもときめきが止まらないんです」と語る、高円寺にあるビンテージショップ「レモン(LEMON)」を訪ねた。

ビンテージショップ「レモン」とは?

賑やかな高円寺パル(PAL)商店街の1本外れた道を歩くと出てくる「レモン」は、2018年にオープン。オーナーのハルカさんが手掛ける女性のための古着屋だ。

店内に一歩足を踏み入れると、アメリカ・カリフォルニアの海辺にあるショップを思わせる陽気な世界観が広がる。そこには1950〜90年代を中心としたアメリカンビンテージや、思わず目を奪われる色鮮やかなワンピース、繊細なレースブラウス、上質なニットなどが美しく並ぶ。

「レモン」の魅力は、アイテムだけではない。店頭に並ぶアイテムはどれも状態がよく、丁寧にメンテナンスされている。「買い付けた商品は全てしっかりと手入れをしています。古着でやっぱり多いのはシミ。『このシミなら落とせる』と思ったものだけを選んで買い付けるようにしています。状態が悪くても、アイテムがすてきだなと思ったら、どうにかお迎えできないか全力を尽くします。捨てられてしまうアイテムも、もう一度きれいにして誰かの手に渡ってくれたらうれしい。それが古着の魅力だと思っています」とハルカオーナー。

また、パンツやワンピースの丈直しや、ウエストの大きなボトムスのサイズを縮めるウエスト直しにも対応。スタッフが親身になって相談に乗ってくれるため、古着初心者でも安心してショッピングを楽しめる。

コツコツ継続しているライブ配信。小川暖奈も引かれる同店の魅力

同店のもう一つの強みが、ライブ配信だ。コロナ禍というアパレル業界にとって厳しい時期にオンラインストアやインスタライブをスタートした。現在も毎週金曜日にインスタライブを実施。スタッフが実際にアイテムを着用しながら、商品の特徴やスタイリングを紹介するなど、画面越しでも店の雰囲気が伝わるような発信を続けている。

小川さんがそんな「レモン」を知ったのも、SNSがきっかけだった。「今日着ているホワイトのブラウスも、インスタグラムを見てお店に買いにきました。配信ではスタッフの皆さんが実際に着用して、細かく商品の魅力や特徴を話してくれるので、いつもほしくなっちゃうんです」。

SNSを通して全国の“ビンテージラバー”とつながりながら、実店舗にも多くの女性が足を運ぶ人気店へと成長した「レモン」。明るく温かなコミュニティーを築いていることも、同店ならではの魅力だ。

ビンテージミックスを得意とする小川さんにとって、「レモン」はまさに理想のアイテムがそろう場所。「甘さの中にも、現代にはないビンテージならではの風合いや独特なデザインがあって、どれを手に取ってもときめくんです。普段のコーディネートに1点取り入れるだけで、特別感が生まれる気がするんですよね」。

「レモン」のアイテムで即興コーデを披露

ショップツアーの締めくくりには、小川さんが店内のアイテムを取り入れたリアルなスタイリングを披露してくれた。80年代の花柄のレーヨンスカート(5390円)を主役に、70年代のトラックジャケット(1万1440円)を合わせ、頭にドッグプリントのシルクスカーフ(5390円)を合わせたスポーツミックススタイルの完成だ。

「オーナーの猪俣さんにもアドバイスをもらいながら、秋らしいコーディネートに仕上げてみました。最初に気になっていたスカートは、やっぱり着てもかわいかったです。あとはこのトラックジャケット。シルエットがとてもすてきで、この形はどこを探してもないと思います。全体的に重たい雰囲気にならないように、トラックジャケットのウエストを少し折り込んで丈感を調整しました」(小川さん)。

スタイリングの仕上げに選んだスカーフについては、ハルカオーナーからもアドバイスが。「髪を前に下ろすのではなく、スカーフで後ろにまとめてすっきり見せたのもポイント。最近は“真知子巻き”をする若者も多いので、この巻き方もぜひまねしてみてほしいです」と、顔周りをスッキリと見せるスカーフの巻き方をレクチャーした。

自他ともに古着好きとして知られる小川さん。そんな彼女にとって、ビンテージとは「ロマンティックを引き出してくれる存在です」と話す。「古着だとふわっとしたガーリーなワンピースとか、なぜか不思議とチャレンジできてしまうんですよね。そこから派生して、このお洋服を着て『ここにお出かけしてみようかな』なんて、新しいワクワクを提供してくれる、そんな存在なんです」と微笑む。

服を選ぶことから、その服を着てどこへ行くかまで。ビンテージは、いつものおしゃれに小さな“ワクワク”を足してくれる。小川さんが「レモン」で見つけたのは、そんな一着との出合いだった。

小川さんのスタイリングの詳細や、ハルカオーナーとの掛け合いの様子は、「WWDJAPAN」公式YouTubeチャンネルの動画で詳しく紹介している。

店舗詳細

■「レモン」

住所:東京都杉並区高円寺南4-24-11 宝山ビル103
営業時間:13:30〜19:00
定休日:無休

> 「レモン」のインスタグラムはこちら

PHOTOS:TAMEKI OSHIRO
※記事中の商品についての問い合わせは、店舗に直接ご連絡ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

サステナビリティ特集「循環は、日本から」 ファッション主要48社が答えた現在地【WWDBEAUTY付録:Jビューティ「2兆円」への道筋 世界市場をつかむ7つの打ち手】

「WWDJAPAN」9月28日号は、サステナビリティ特集「循環は、日本から」をお届けします。大量に作り、売り、捨てる——。そのリニア型のものづくりから、日本のファッション産業は循環型へと進めるのか。掛け声ではなく、データでその現在地を確かめました。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。