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「ジョー マローン ロンドン」が初の犬用コレクションを発売 愛犬も含めたライフスタイル提案へ

英国発フレグランスブランド「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」は9月4日、ブランド初となる“ドッグ グルーミング コレクション”を立ち上げ、第一弾商品として犬用シャンプー“オレンジ & シダーウッド ドッグ シャンプー”(285mL、3630円)を発売する。英ペットケアブランド「ワイルドウォッシュ(WILDWASH)」と協業し、「ジョー マローン ロンドン」らしい香りの体験と犬への優しさを両立させた。

同商品には、フレッシュでほろ苦いオレンジと、温もりを感じるシダーウッドの天然由来エッセンシャルオイルを配合。被毛を優しく洗い上げながら艶を与え、清潔な状態に導く。パッケージはジャックラッセルテリア、フレンチブルドッグ、ダックスフンド、ヨークシャーテリアの4種を用意するが、中身の処方は共通。“サイプレス & グレープバイン”ラインのアンバサダーを務める俳優トム・ハーディ(Tom Hardy)の愛犬であるフレンチブルドッグのブルー(Blue)が、同コレクションのアンバサダーとしてキャンペーンフィルムに出演する。

今回は、「ジョー マローン ロンドン」のセリーヌ・ルー(Celine Roux)=フレグランス開発責任者と、「ワイルドウォッシュ」のジェーン・クーパー(Jane Cooper)創業者に、コレクション誕生の背景や英国の愛犬文化、犬用カテゴリーに参入した狙いについて聞いた。

英国の愛犬文化から生まれた新コレクション

WWD:今回のコレクションは英国の愛犬文化から着想を得ている。2人にとって英国らしい犬との暮らしとはどのようなもので、それを商品にどう反映したのか?

ジェーン・クーパー「ワイルドウォッシュ」創業者(以下、クーパー):英国では、犬は単なるペットではなく家族の一員だ。犬と入れるレストランやカフェも多く、人々の暮らしに深く根付いている。今回のコレクションも、そうした英国らしい愛犬文化が土台になっている。

セリーヌ・ルー「ジョー マローン ロンドン」フレグランス開発責任者(以下、ルー):「ジョー マローン ロンドン」も創業当初から犬との関わりが深く、ビジュアルやキャンペーンにも犬が度々登場してきた。本社オフィスには犬を連れて出社する社員も多く、私自身も愛犬を連れて行っていた。ブランドとしても長い間、犬用の商品を作りたいと考えていた。

WWD:「ジョー マローン ロンドン」はこれまで、人や空間を香りで彩ることでライフスタイルを提案してきた。犬という存在が加わることで、その世界観はどのように広がるのか?

ルー:私たちはお客さまが暮らす「香りのある世界」を提案している。パーソナルフレグランスからバス&ボディー、ホームフレグランス、車用ディフューザーまで、生活のさまざまな場面に香りを届けてきた。

今回の犬用シャンプーによって、その世界はさらに広がった。お客さまの生活を見ていると、犬もまた大切な家族の一員だ。愛犬との時間も含め、香りを通じてより豊かなライフスタイルを楽しんでもらえるようになった。

「犬ファースト」の視点で処方を設計

WWD:「ジョー マローン ロンドン」らしい香りと犬にとっての快適性を両立するために最も重視したことは?

ルー:最も重要だったのは、「ジョー マローン ロンドン」らしい香りであること以上に、犬にとって適した処方であることだった。私たちはフレグランスやバス&ボディー商品に関する知見は豊富だが、動物向け商品の専門家ではない。そのため理想的なパートナーを模索する中で、「ワイルドウォッシュ」と出合った。

香りについても、犬にとって心地よいことを重視した。オレンジのエッセンシャルオイルは被毛に艶を与え、汚れを落としやすくする。シダーウッドは皮脂バランスを整える効果が期待でき、ドライ・オイリーの毛質を問わず使いやすい。

クーパー:私たちは常に「ドッグファースト」の考え方を大切にしている。犬は人間より皮膚がデリケートで、嗅覚も非常に優れている。今回も犬に負担を与えない自然由来の原料を選び、心地良く使える処方を目指した。

また、硫酸系界面活性剤を使用していないため泡切れが良く、被毛や皮膚に残りにくいことも特徴だ。香りも強く主張するのではなく、自然なバランスを重視した。実際、シャンプー後に犬が自分についた香りを取ろうとする様子は見られず、犬自身も快適に感じているのではないかと思う。

飼い主の意識は20年で大きく変化

WWD:「ワイルドウォッシュ」創業時の2005年ごろと比べて、飼い主のペットケアに対する意識はどのように変わったか?

クーパー:最も大きな変化は、飼い主が商品の中身を気にするようになったことだ。20年以上前は、「なぜ犬を洗う必要があるのか」と考える人もいた。しかし現在は、どんな成分が入っているのか、何を避けるべきなのかまで理解しようとしている。ペットケアに対する意識は非常に高まった。

また、20年前には高級品と見なされていた価格帯の商品も、今では品質に見合った価値として受け入れられている。

犬用カテゴリーは「香りのある世界」の自然な延長

WWD:今回の“ドッグ グルーミング コレクション”は、「ジョー マローン ロンドン」の中長期的なカテゴリー戦略の中でどのように位置付けられるか?

ルー:「ジョー マローン ロンドン」は単なるフレグランスブランドではなく、生活を彩るライフスタイルブランドだ。お客さまが必要とする場所で、誰もが香りを楽しめる世界を作りたい。その考え方の延長として、犬用カテゴリーは自然な流れだった。

また、英国ブランドとして愛犬文化との深い結び付きがあることも大きな理由だ。まずは最も必要とされ、ブランドとの親和性も高いシャンプーからスタートした。お客さまの生活のさまざまな場面に香りを届けるという考え方は今後も変わらない。

代官山店限定で購入特典を用意

「ジョー マローン ロンドン 代官山」では、“ドッグ グルーミング コレクション”の発売を記念した店舗限定の購入特典を用意する。同コレクションの商品を1万1000円以上購入すると愛犬のためのドッグチャームを、2万円以上購入すると愛犬との思い出を形に残せるフォトポーチをプレゼントする。いずれも数量限定、なくなり次第終了。

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