「オフ-ホワイト ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH以下、オフ-ホワイト)」は8月31日、イブラヒム・カマラ(Ibrahim Kamara)=クリエイティブ・ディレクターがブランドを離れることを発表した。後任などの今後については明らかにしていない。なお、今回の決定は双方合意の上でのものであり、将来的なコラボレーションの可能性もあるという。
「オフ-ホワイト ヴァージル アブロー」は2013年の設立
同ブランドは、故ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)氏が2013年に設立。なお、同氏は18年3月に「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のメンズ アーティスティック・ディレクターに就任している。21年7月、「ルイ・ヴィトン」を擁するLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)が「オフ-ホワイト」の商標を所有するオフ-ホワイト合同会社(OFF-WHITE LLC)の株式60%を取得。株式の残り40%は引き続きヴァージルが保有していたが、同氏は同年11月にがんのため急逝した。その後、以前からヴァージルと親交があり、英誌「デイズド(DAZED)」の元編集長でブランドのショースタイリングなどを手掛けていたカマラがアート&イメージディレクターに就任し、コレクション発表を継続。しかし求心力の低下は避けられず、24年9月、LVMHはオフ-ホワイト合同会社を米ブランド管理会社ブルースター・アライアンス(BLUESTAR ALLIANCE)に売却した。
なお、日本では26年8月、国内外のファッションブランドを運営するシフォン(SHIFFON)が「オフ-ホワイト」と日本国内におけるディストリビューションおよびライセンス契約を締結している。
カマラ=クリエイティブ・ディレクターのコメント
カマラ=クリエイティブ・ディレクターは、「『オフ-ホワイト』で働いたことを、とても光栄に思う。クリエイティブ上の深い学びとなったし、共に働いたチーム、一緒に制作したコレクション、みんなで夢見たショー、刺激に満ちた対話の数々を今後も大切に抱えていく。ビジョンの実現に向けて、エネルギーと才能を捧げてくれた全ての人々に深く感謝する。『オフ-ホワイト』はヴァージルが意図したとおり、いかなる1つのアイデアよりも大きな存在であり、カルチャーやコミュニティーに根差した誠実な価値観と、ファッションは誰にでも開かれているという信念を持つブランドだ。共に作り上げた全てのものを誇らしく思いつつ離れるとともに、このブランドの未来を楽しみにしている」と語った。