化粧品を作り、売る。各社はその第一義的な役割を超え、自社の資産を使った活動により、社会との接点を広げている。地域との共創、インクルーシブな美容提案、無意識の偏見への気付きの提供、顧客参加型の子ども支援。業界の枠を超えたつながりや、そこで得た知見は、製品だけでは伝えきれない企業・ブランドの価値として積み重なっていく。(この記事は「WWDJAPAN」2026年5月25日号付録「WWDBEAUTY」からの抜粋です)
地域とブランドの関係を編み直す蒸留所
POINT
原料の現場をひらき、地域との関係を育てる
「スリー(THREE)」は2025年10月、佐賀県唐津市呼子町に3つ目の蒸留所をオープンした。精油を生産する工場であることが第一の目的だが、同時にブランド価値を発信し、地域経済の活性につなげる拠点として位置づける。来場者は、植物から精油へと凝縮するプロセスを見ることができ、アロマワークショップなどの体験ができる。現在、平日で約50人、休日で約150人が来所。想定を大きく上回る反響を見せている。
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