ファッションバンクは、アパレル企業などから余剰在庫の新品衣料を適正に買い取り、保管・仕分けを行ったうえで、季節や支援先の状況に応じて必要としている人へ届ける仕組みを構築しているプロジェクト。一方的な寄付ではなく、地域や行政と連携した継続的な支援を志向している点が特徴で、活動はスポンサー企業からの支援金で支えられる。
iDAは、創業地である大阪を起点に、地域企業・行政とプロジェクトをつなぐハブ機能を担う。同社経営改革本部の丸尾和史氏が大阪府支部の窓口を務める。
説明会で菅野充代表理事は「衣類の廃棄を減らすだけでなく、心の豊かさまで届ける仕組みとして、ファッションバンクは社会に必要な存在。自治体だけでは難しい”衣”の部分を担うことで、連携して”衣食住”そろった支援を構築できる」と述べた。
堀井謙一郎iDA社長は参画の理由について「業界が抱えるサステナビリティ課題の解決に貢献したいという思いと、各地域へ貢献したいという思いがあった」と説明。「まずはiDAの創業地である大阪から。大阪支部が支援先・支援元・自治体・企業を繋ぐハブとして機能し、地域に根差した支援体制を構築する。それを基盤に、全国拠点を通じて活動を広げていきたい」と今後の展開を語った。iDAはこれまでもファッションロス削減を目指すイベント「THAT’S FASHION WEEKEND」に参画するなど、サステナビリティ関連施策を推進してきた。
iDAの丸尾和史氏は「学生の頃におしゃれをほめられて嬉しかったこと、特別な機会に時間をかけて選んだ服を買ってもらった経験を通して、ファッションには価値観や前向きな気持ちを育む力があることを実感してきた。しかし、そうした"当たり前"が成り立たない環境が存在することを知り、何か行動につなげたいと思いました。ファッションバンクは、ただ衣類を届ける活動ではなく、子供たちや支援を必要とする人たちに希望や自信を届ける取り組みだと感じている」とその意義を話している。
ファッションバンクは47都道府県への支部設立を目標としており、全国展開する人材サービス企業との連携は今回が初めてとなる。
