ファッション

【東コレ】「ミントデザインズ」が示す”絵画的”な新アプローチ

まるで、白いキャンバスへ書き殴ったような、力強いマーブル柄や凹凸感のあるダイヤ柄を採用した。さらに、インクを無造作に垂らしたような特徴的なパターンは、粘土質の高い顔料を使用し、「絵の具をぶちまけたようなイメージ。アート作品ではなく、自分たちの新しい方向性をファッションで示したかった」とデザイナーの八木奈央は語る。人工的な光沢を放つテキスタイルやキャンバスを模した四角い生地を、折って畳んで、立体的に仕上げている。これまで、平面的な印刷や版画を想起させるパターンを提案してきたが、今回は"絵画的"なアプローチでコレクションを構成。表現方法は難しいが、「凹凸感のある生地は今までにない質感で、ドロっとした感じを出している。あえて異質なテキスタイルを使って服を作り込んだ」とデザイナーの勝井北斗。

テーマは"VERTIGO"。生地の凹凸感は、プリントもあればジャカード織りもある。ユニークなところでは、スウェットの上にウレタンをコーティングしたトップスもあった。ここまで書くと、服ではなく、プロダクトのようにも感じるが、あくまでもファッションとしてこれらのディテールを取り込んでいる。ラメを織り込んだ肉厚素材の格子柄スカートや透けるボーダー柄ドレスなど、そのほかにも興味を引く素材使いが満載。ここ数シーズン、大人向けとも言えるダークな「ミントデザインズ」を見せてきたが、絵画と言う実験的なコレクションを発表し、新たな方向性を模索している。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

“非効率“が人を呼ぶ 次世代SCの新常識 10年ぶりの「SC特集 2026」

「WWDJAPAN」8月3&10日合併号は、10年ぶりのショッピングセンター(SC)特集です。2025年のSC総売上高は33兆1238億円と統計開始以来最高を記録した一方、新規開業は建築コスト高騰の影響で18SCにとどまり、こちらは統計開始以来の最少。淘汰と大型化が同時に進む中で、「選ばれる館」と「消える館」を分ける基準はどこにあるのか。特集のキーワードは「セレンディピティ・インフラ」。ネットやA…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。