サステナビリティ

マッシュスタイルラボ、伊藤忠・三景と協業 「レニュー」で循環型モデル構築

マッシュスタイルラボは伊藤忠商事および同社グループの三景と協業した衣類循環モデルを構築する。マッシュスタイルラボ製品の生産工程で発生する裁断くずを回収し、伊藤忠商事が展開する環境型配慮素材「レニュー(RENU)」として再資源化、さらにそれを三景が製品裏地として提供する仕組みだ。

伊藤忠商事はマッシュスタイルラボの各縫製工場においてポリエステル100%の裁断くずを回収する。これをケミカルリサイクル技術によって「レニュー」の原料として活用し、バージンポリエステルと同等の品質を持つリサイクルポリエステル素材へと生まれ変わらせる。さらに同素材を使用して三景が製品裏地を提供することで、ブランド内での循環型リサイクルにつなげる。

第1弾として、マッシュスタイルラボが展開する「SNIDEL(スナイデル)」の2026年春夏シーズンの一部製品にリサイクル裏地を採用する予定。将来的には、同ブランドの裏地付き製品すべてを「RENU」由来のリサイクル素材に切り替える方針だ。同社によると、27年時点で切り替えが完了した場合、従来のバージンポリエステル使用時と比べ、年間でCO₂排出量を約38トン、水使用量を約12万7,000リットル削減できる見込みとしている。

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