サステナビリティ

ラスベガスで「ケリング・ジェネレーション・アワード X ジュエリー」授賞式開催、韓国人学生らが受賞

 ケリング(KERING)は同社初となる「ケリング・ジェネレーション・アワード X ジュエリー」の授賞式を、米ラスベガスで開催されたJCKショーで行った。

同アワードは2024年11月にCIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)と共同で立ち上げたもので、ジュエリー業界において環境と社会にポジティブな影響をもたらす次世代のイノベーターを支援・育成することを目的としている。今年は「セカンドチャンス・ファーストチョイス」というテーマのもと、廃棄物に新たな価値を見出すジュエリーデザインが集まった。

22のスタートアップや学生の参加の中から、学生部門では韓国ソウルの弘益大学に在籍するイ・ミンソが受賞。スタートアップ部門では、中国発のジュエリーブランドIanyanが受賞した。イ・ミンソは韓国の伝統打楽器チャングから廃棄されたレザーを用いたジュエリーコレクションを発表。韓国音楽の再解釈に挑戦した。一方Ianyanは、ひび割れたオパールなど完璧でない宝石をあえて選び、「ありのままの美しさ」に焦点を当てたジュエリーを発表した。Ianyanの全てのジュエリーは修理、再構成、変形が可能で、長く使い続けられる工夫が施されている。

授賞式にはケリング傘下のジュエリーブランド「ブシュロン(BOUCHERON)」「ポメラート(POMELLATO)」「ドド(DODO)」「キーリン(QUEELIN)」も参加した。

受賞者たちはミラノ工科大学の専門家によるメンタリングを受ける機会を得る。また、イ・ミンソにはケリングのジュエリーブランドのいずれかでインターンシップを受ける機会も提供される。

JCKは毎年1万8000人以上の来場者と1900社を超える出展者が集う、世界でも影響力の高いジュエリー展示会として知られている。

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