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カメラのレンタルプランで絶景、家族、推し活撮影も大満足の「あさま空山望 KUZANBO」 トラベルライター間庭がハコ推し!

カメラのレンタルプランで絶景、家族、推し活撮影も大満足の「あさま空山望 KUZANBO」 トラベルライター間庭がハコ推し!

心から満足できるサティスファクション パフォーマンス=サティパのいいホテルは上質な旅をサポートしてくれる。あえて中心地よりかなり奥へ進んだ北軽井沢にある、家族や仲間とだけ過ごす一棟貸しのヴィラリゾート「あさま空山望 KUZANBO」もその一例だ。コロナ禍に開業以来、進化しているこのリゾートの、次なる展開をレポートする。

コロナ禍には誰にも会わない非接触のリゾートとして話題に

群馬県北軽井沢に一棟貸しのヴィラリゾート「あさま空山望 KUZANBO」が開業したのは2020年11月、コロナ禍中だった。移動が制限されていた状況が徐々におさまり、国内の旅行を慎重に楽しむならば、と条件付きで日常に戻りつつあるタイミングだった。その頃には完全非接触のリゾートとして、チェックインも非対面、部屋食やテラスでのBBQといったグランピングなど、画期的な試みを提案してきた。

ウイルスにおびえていたあの頃、歯ブラシやシャンプーなどのアメニティー、タオルやバスローブなどもビニールで密封するなど配慮。誰ともコンタクトをとらずにチェックアウトまで快適に過ごせるのには驚いた。どのヴィラにも広々としたテラスがあり、そこではBBQなども可能。家族の一員である愛犬と共に過ごせるプランも、コロナ禍には支持されていた。

愛犬との旅の需要がさらに高まると、宿泊者共有のドックランとは別に、その専用のドッグランがついたヴィラも登場。6月には「天空柁(ダ)イニング」テラスで、愛犬と楽しむ新緑コンサートなどのイベントも企画するなど、ドッグフレンドリーな宿として定着した。

絶景のヴィラよりもさらに高い位置まで登り、浅間山を見渡す360度パノラマビューに感動する「天空の道」や現在建設中の絶景の中でのキッズパークなど、今も日々、進化中だ。

この初夏は浅間山の絶景をロケ地に「旅×写真」体験を提案

時代に添ったヴィラリゾートの次なる試みは?それは撮影を目的とした滞在。これから軽井沢が新緑に包まれる季節、育ちざかりの子どもたちとの家族写真を、愛犬のスナップを、SNS用の写真や動画を、さまざまな被写体と目的に合わせた撮影旅行をバックアップする。

「新緑×絶景 高性能カメラ使い放題プラン」ではソニー製の高性能な一眼ミラーレスカメラ/VLOGCOMおよびEマウントレンズを無料で貸し出し、滞在中に自由に撮影できる環境をサポート。6万㎡にわずか16棟のヴィラという大自然の中で、最新の機材で撮り放題という贅沢な時間を過ごす。撮影目的の家族旅行、愛犬旅行、確かに新鮮かも。

リースされるカメラは、スマホでの撮影は慣れているが、一眼ミラーレスカメラの操作は自信がないというエントリー層向け、動画や動く被写体などの撮影にもチャレンジしたい中級者向け、そして星空撮影も可能なレンズや超広角などの多様なレンズを試すプロフェッショナルレベルの上級者向けのラインアップ。動画によるブログ撮影、Vlogのスキルをアップしたい人に向けたセットなどもあり、レベルや目的に合わせた撮影旅行を組めるのだ。

使い慣れなくても大丈夫。簡単なマニュアルや、分かりやすいおすすめ動画などを教えてくれ、自分のペースでチャレンジできる。

話題の「シル活」デビュー 世界観をつくりあげる撮影に夢中に

自分は一眼レフやデジタルカメラでの撮影は経験があるものの、iPhoneの性能の良さに頼り、今では取材はもっぱらスマホでの撮影。なので初心者用のセットを選択。いろいろと触ってさわっているうちに、今の機能ではピントの合わせ方が格段に簡単になっていることに感動。技術は進化している…!

さて何を撮ろう。今回の滞在は長野に移住した元編集者の友人と一緒だったのだが、お互いを撮り合ってもなぁ。そこで気になる「シル活」デビューをしてみることにした。

「シル活」とは懐かしの人形、シルバニアファミリーをかわいく並べて和んだり、撮影したりして愛でること。どうやら大人女子と言われる20代、30代の女性の間で広まっているらしい。確かに最近、プレスツアーや試食会などに行くと、ぬいぐるみや推しのアクリルスタンドと共にその風景や商品などを撮影している若手のライターや編集者が増えている。しかもオタクっぽさとは無縁の、シュッとしたできる女子風であることも多い。背景や小物で、その世界観をつくりあげるのはごっこ遊びに近く、童心にかえって楽しめるのだろう。しかも今は大人、経済力がある…!

そこで北軽井沢をトレッキングし、宝さがしをするストーリーを空想しながら、「シル活」デビューしてみることにした。

まずはチェックイン。事前にナンバーがメールに届くので、ヴィラにそのまま直行し、誰にも会わずに部屋に入れる。部屋についた端末で操作すればチェックインも完了。部屋にあるタブレットで使い方などをチェックでき、それでもわからない場合は遠隔で対応してくれる。「新緑×絶景 高性能カメラ使い放題プラン」だと、あらかじめ指定した組み合わせの機材が部屋に用意されているので、部屋に入ったその瞬間から、撮影開始できるのだ。

ヴィラとしてのプライベート感と、ホテル的な機能のいいとこどりが魅力

今回はディナーも朝食も部屋でいただくプラン。広々としたテラス付きのポラリスプレジデンシャルスイートは、専用ドッグランや絶景風呂もサウナもあるヴィラ。一歩も外に出なくても満足できる。各ヴィラのすぐ横にパーキング可能なので、まさに自分の別荘のようにプライベートが守られた滞在できるのがメリットだ。

それと同時にホテルで過ごすラグジュアリー感もある。施設のエントランスとして機能するラウンジは宿泊者は滞在中、10時から21時まで、いつでも使用可能。コーヒーやジュースなどのドリンクなども用意され、愛犬と過ごせるテラス席もある。このラウンジはコシノジュンコ氏監修のフォトジェニックな空間。ビジターでも2000円で入浴可能な「天空スパ」は、宿泊者なら滞在中、何度でも利用できる。北軽井沢を流れるあさま天然水を用いた温浴施設で、天然ヒノキの香りが爽やかなサウナ、内湯、絶景を拝む露天ジェットバスなどはこのロケーションならでは。広大な敷地内での「天空のスパ」やラウンジへの行き来は、滞在中に各ヴィラ1台用意されている、専用の電動カートで快適に周遊できる。坂道でも楽々と風を切って走れ、それもアクティビティーの1つとなっている。

ロケ地ハンティングも楽しく、エリアの魅力発見につながる

広大な敷地内で撮影スポットを探してみるのも楽しい。私はすっかり「シル活」にハマり、想像を膨らませて人形たちを配置する撮影会を楽しんだ。小道具の位置やアングルによって人形の表情が違うように見え、子どもの頃のごっこ遊びの延長のようにワクワクするのだ。仕事やプライベートでいい感じの風景に出合うたび、推しの人形やアクスタ(アクリルスタンド)を手に悪戦苦闘する人たちの気持ちが少し分かった。

北軽井沢は大自然に恵まれたエリア。旧軽井沢や中軽井沢のような賑わいはないが、車で約5分の距離には浅間大滝や魚止めの滝、約10分で浅間牧場にまで行け、山麓ならではの風景に出合える。1960年に廃線となった草軽電気鉄道線の北軽井沢駅もノスタルジックで風情がある。このエリアを探検しての撮影もなかなか楽しい。ロケ地ハンティングをしながら、ここにしかない風景を切り取ろう。こうやっていろいろと試行錯誤するうちに、使いこなす手応えを感じてきた。再度、動画を確認しながらレンズを交換。レンズによって変わる視界を楽しんだ。うん、なんだかプロっぽい(機材は初心者用だがw)。

自分の別荘で過ごすように部屋でのディナーを楽しみ、語らう

夕方になるとスタッフがワゴンでやってきて夕食のセッティング。今回、試したのは地産ブランド豚と高原野菜の蒸ししゃぶ。赤城ポーク、下仁田ポーク、上州もち豚など地元のブランド肉3種の食べ比べ。上質な脂とロゼワインの相性もよく、新鮮な地元野菜も甘くて美味!語らいながら杯を重ね、あっという間に時間が過ぎた。部屋食はA5松阪牛ステーキ×豊洲直送海鮮プレミアムBBQや信州味噌仕立て海鮮鍋などもあり、豪華。

和食を選んだ朝ごはんも、前日に冷蔵庫に材料が届き、西京焼きの鮭を自分で焼くスタイル。食べる時間に炊飯器もセットされていたのでご飯も炊きたて。自分の好きなタイミングで贅沢な朝ごはんを味わった。まさに「地産の恵みを味わうセルフスタイル朝食」というネーミング通り!

チェックアウトは12時だったので、朝食後も敷地内を散歩したり、天空のスパで朝風呂を楽しんだりして、ゆるゆると過ごした。家族のスナップを撮るのなら、そんな時間こそ素のいい表情をおさえられる瞬間だろう。

プロの指導を受けながら、初夏の絶景を切り取る撮影合宿も

カメラの操作に慣れるにつれ、撮影が楽しくなってきた。ストーリーを膨らませて絵本を創作したい気分。6月には長野エリアで活躍するフォトグラファーを講師に迎え、特別イベント「新緑フォトウォーク in 北軽井沢」を実施。撮影の基礎技術から構図の取り方、光の使い方、シーン別の撮影テクニックなどを実践的に学ぶことができる。一眼ミラーレスカメラだけでなく、スマホでの撮影法の回もあるので、目的に合わせて選ぼう。1時間のレクチャーはカメラ機器の貸し出しやソフトドリンクも含まれて3200円(税込)。「新緑の北軽井沢フォトコンテスト」も開催されるので旅の思い出を投稿しよう。

このようにさまざまなイベントも企画される「新緑×絶景 高性能カメラ使い放題プラン」。これを機に、撮影テクニックを磨く「撮影合宿」を企画してみるのもいい。リゾートと学びを同時に体験できるのも画期的だ。

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