「セルフ-ポートレート(SELF-PORTRAIT)」は、 BLACKPINKのジス(Jisoo)を同ブランド2025年プレ・フォール・コレクションのキャンペーンに起用し、 レトロフューチャーなビジュアルを公開した。同ブランドとジスのコラボは、今回で3回目となる。
撮影は、フォトグラファーのドリュー・ヴィッカース(Drew Vickers)によりソウルで行われ、ジスは、“スウィンギング・60s”の活気溢れるエネルギーにインスパイアされたAI生成画像を背景にポーズをとった。
同キャンペーンビジュアルは、“Dreams of Past Lives(前世の夢)”と名付けられ、ノスタルジアとフューチャリズム、超現実的なものと合成を並列させ、ジスが夢の空間で揺らめいているようなイメージを作り出した。
ジスが着用したのは、25年プレ・フォール・コレクションから、ギンガムチェックのチューブトップにナイロンのウインドーブレーカー、千鳥格子のミニスカートを合わせたルックや、レースのホワイトブラウスにビーズをあしらったクリーム色のデニムスカートでコーディネートしたルックなどだ。
AIで夢のような世界観を表現
ホン・チョン(Hong Chong)=「セルフ-ポートレート」クリエイティブ・ディレクターは、「私たちはいつもキャンペーンで物語を伝えてきたが、ヴィッカースやこうしたテクノロジーとの協力で、現実と空想の境界を曖昧にすることができた。AIは何かを代替するためではなく、ジスの新しい世界を構築するためにあった」とコメント。AIの使用により、25年プレ・フォール・コレクションの、“familiar but surreal, nostalgic but completely new (見慣れたものでありながらも現実離れしていて、懐かしくありながらも全く新しい)”という雰囲気を巧みに映し出すことができたと言う。
またチョンは、「ジスがこれまで成し遂げてきたことにも、まだまだミステリアスな雰囲気があるし、だからこそ、ジスはブランドの顔として相応しいのだと思う。私たちには自然なクリエイティブのリズムがあり、毎回のキャンペーンは、私たちの対話の続きであるように感じている」と言い、ジスとパートナーシップを継続するにあたって、まだまだ探索の余地があると語った。
ジスは、「チョンと『セルフ-ポートレート』とのコラボは、毎回とても刺激的です。自分らしくいられるのと同時に、自分のパーソナリティとスタイルの様々な面に触れる自由を感じられます。チョンと私には本物の信頼関係があって、今回の新しいキャンペーンで、とても新しくて斬新なものを作り上げられたと思います」と話した。
チョンは、「ジスは、いつでも『セルフ-ポートレート』の物語の一部であり、これは自然な流れだ。私には多岐に渡る層のオーディエンスがいて、ジスは私の顧客にインスピレーションを与えている。ジスは多くの人のロールモデルだ」と付け加えた。