サステナビリティ

クラシコがシンフラックスのAI技術を活用した医療ユニホーム開始 生地廃棄量約10%減

テーラード技術を取り入れた白衣を中心にメディカルアパレルの企画・開発・販売を行うクラシコは、シンフラックス(SYNFLUX)とのコラボレーションプロジェクトを開始した。AI技術を用いて生地廃棄を最小限に抑え、環境負荷を軽減しつつ、デザインと機能性を両立させた次世代のものづくりを目指す。コラボレーションの第1弾として、25年1月16日に白衣「メンズ白衣:ショートコート・MOVE」を発売した。

クラシコは、医療現場を支えるユニホームを“大切な仕事道具”と捉え、その製造過程で環境への配慮を追求してきた。これまでには染色時に必要なCO2排出量を52.7%削減する先染め生地の採用などを行ってきた。今回のプロジェクトでは、シンフラックスの独自技術「アルゴリズム・クチュール」を活用し、医療用ユニホームの型紙設計を効率化した。この技術は衣服の3Dデータを元に、生地を可能な限り無駄なく使用するための最適な型紙配置をAIで分析・計算するもの。取り組みにより、生地の廃棄量は従来比で約9〜10%の低減を実現。また、AIを活用した精密な分析で型紙設計を効率化し、従来の人力による作業時間を大幅に短縮した。さらに縫製カ所を増やさず効率化を図り、工場での作業工数や電力消費の削減にもつなげたという。

ショートコートはリラクシングなシルエットで、さっと羽織る感覚で着用可能なデザインが特徴。軽量な素材を使用し、ミニマルなデザインと機能性を兼ね備えており、アクティブなシーンで活躍する白衣となっている。

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