ファッション
特集 メンズ・コレクション2025年春夏

遅刻王頂上決戦に激怒し「アンダーカバー」と「M A S U」に何とか救われる 2025年春夏メンズコレ取材24時Vol.6

無料で読める

2025年春夏コレクションサーキットが開幕しました。イタリア・フィレンツェからミラノ、パリまで続くメンズからスタートです。「WWDJAPAN」は現地で連日ほぼ丸一日取材をし、コレクションの情報はもちろん、現場のリアルな空気感をお伝えします。担当は、大塚千践「WWDJAPAN」副編集長とパリ在住のライター井上エリ、そして藪野淳・欧州通信員の“浪速トリオ”。愛をもって、さまざまなブランドをレビューします。

9:00 「ベルルッティ」

本日は「ベルルッティ(BERLUTI)」のプレゼンテーションでスタートです。会場となったシモーネ・エ・チーノ・デル・ドゥーカ財団のエントランスホールには、“アンディ”ローファーと“アレッサンドロ”オックスフォードシューズ、スポーティなラバーのアウトソールを組み合わせた“ファストトラック”の新色が並びます。歴史の核心を成すこの3型を出発点に制作されたコレクションには、青みがかった黒とグレーのパティーヌで仕上げられたレザーブルゾンや、フロントのポケットに機能的かつ装飾的なポーチを備えた“アンジュール”ブリーフケースといった、シューズ以外の「ベルルッティ」の代名詞であるレザーグッズも追加されました。飛行機の中でも快適に過ごせるパジャマスーツに、サテン織りのリネン素材が控えめな光沢を放つトラベルジャケット、ビーチでの着用をイメージして作られたワックスコットンのフィールドジャケットといった、日常に快適さをもたらすウエアも多くラインアップ。

シューズの新作には、パティーヌが施された“イカリア”サンダルもあります。「いかりや?長介?」と、もしかしてカキの形状を模して“オイッスター”的なオマージュがあるのかと探しかけましたが、正しくは“イカリア”。透き通る青い海と白い砂浜が広がる、エーゲ海に浮かぶイカリア島で履きこなしたいアイテムです。

この続きを読むには…
残り8640⽂字, 画像41枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

BERLUTI x ファッションの記事

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Timeless, Yet New 変わらない吉田、世界を変える【WWDBEAUTY付録:今こそ立ち上がれ、日本化粧品】

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。