米国のビューティ業界では健康やウェルビーイングに並び、長寿を意味する「ロンジェビティ」が新たなキーワードとして浮上している。ここでいう長寿とは平均寿命ではなく、健康的に美しく長生きするために寿命を延ばすことを指す。この潮流にグローバル化粧品企業のエスティ ローダー カンパニーズ（ESTEE LAUDER COMPANIES以下、ELC）やロレアル（L'OREAL）、パルファン・クリスチャン・ディオール（PERFUME CHRISTIAN DIOR以下、ディオール）、消費財メーカーのバイヤスドルフ（BEIERSDORF AG）などが取り組む。しかし長寿の理念を商品に生かすには、科学との融合が不可欠である。ここでは、テック企業との提携や専門家集団の編成により、新たな研究開発に力を注ぐ各社の動向を紹介する。（この記事は「WWDJAPAN」2024年5月27日号からの抜粋です）
エスティ ローダーは
ロンジェビティの専門家集団を結成
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