ファッション

ネスレ・スキン・ヘルスとガシー・レンカーが「プロアクティブ」を統括する合弁会社設立

 ネスレ・スキン・ヘルスは、米ビューティ通販のガシー・レンカーと、ニキビケアライン「プロアクティブ」などを統括する合弁会社を設立した。設立にあたり、ネスレ・スキン・ヘルスは同社の過半数株式を取得。ガシー・レンカーは、株式30%程度を保有するとみられる。業界筋によると、同合弁会社は「プロアクティブ」のグローバルでのさらなる拡大を目的とし、「プロアクティブ」の販売および流通に加え、他のニキビケア製品の開発に注力するという。

 グレッグ・レンカー=ガシー・レンカー共同創設者は、ネスレ・スキン・ヘルスについて「彼らの消費者と直結したマーケットへのモチベーションに感激しているし、ソウルメイトのようなパートナーを見つけたように感じている。われわれとの違いは、彼らには大規模な資金力があるということだけ」と語った。

 ネスレ・スキン・ヘルスは2014年、ドクターズスキンケア市場への参入を目的に、ネスレの子会社として設立。科学的な根拠に基づき、スキン、ヘア、ネイル製品を開発している。ロレアルの株式23%を保有していることでも知られる。

 また、クラインのデータによると、「プロアクティブ」の2014年度の売上高は8億7600万ドル(約972億3600万円)。業界筋は、15年度の売上高を約10億ドル(約1110億円)と予測する。「プロアクティブ」の市場価値は、20億ドル(約2220億円)以上に上るといわれていたが、ネスレが合弁会社の株式取得のために支払った額は、20億ドル(約2220億円)以下だった。

【関連記事】
ガシー・レンカーが「プロアクティブ」をネスレに売却か

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2024-25年秋冬のトレンド総まとめ 鍵は「退屈じゃない日常着」

4月15日発売の「WWDJAPAN」は、毎シーズン恒例のトレンドブックです。パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨーク、そして東京の5都市で発表された100以上のブランドから、アイテムや素材、色、パターン、ディテール、バッグ&シューズのトレンドを分析しました。豊富なルック写真と共にお届けします。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。