ファッション

「アクリス」のアルベルト・クリームラーが4年振りに来日 フォトプリントのシリーズの誕生秘話を語る

 アクリスジャパンは7月30日、「アクリス」のシグニチャーの一つであるフォトプリントの展示を六本木ヒルズ内のレストラン「ザ サン& ザ ムーン」で行った。アルベルト・クリームラー=「アクリス」クリエイティブ・ディレクターの4年ぶりの来日に合わせて、写真とウエアを並べて展示した。

 「日本はアジアのふるさとのような場所。毎年来るのは難しいが、常にインスパイアされる。井野智恵子アクリスジャパン社長をはじめ、本当に良いチームで仕事ができ、成長を続けられている」とアルベルト・クリームラー=クリエイティブ・ディレクターは日本への想いを語る。4年前の来日も8月で猛暑の夏だった。「暑さの厳しい日本の気候を体験し、マーケットニーズを理解して日本限定の『サマーコレクション』を提案した」。このコレクションは好評を得て、今ではプレフォールの一部としてワールドワイドに広がっている。さらに「井野社長に日本市場ではプリントアイテムが大切だとアドバイスされて、このフォトプリントのシリーズが誕生した。単にフォトプリントしているわけではなく、毎シーズンコレクションの着想源をクリアに表現している」。2009年春夏から登場したプリントのモチーフは、メキシコのモダニズム建築家のルイス・バラカンの作品や、19世紀末“海のプリンス”と呼ばれ“プリンセス・アリス”号を操縦して世界の海を探検したモナコ公国のアルベール一世、女性初の大西洋横断飛行を成し遂げたアメリア・イアハートが機上から眺めた雄大な砂漠やサバンナの夕焼け、広い海原をイメージしたものなどストーリーのあるものばかりだ。共通項はその時代にモダンであった点だろう。

 思い描く女性像については、「優美で、共感できるスタイルを持つモダンな女性たちがアクリス・ウーマン。仏『フィガロ』は『アクリス・ウーマンはビジネス、アート、政治、エンターテインメント、クリエイティブな業界、サイエンスなどさまざまな分野でのグローバルスタンダードな女性のエリートである』と表現してくれた。私はこのような女性のために働くことをうれしく思う。そして、ファッションはエフォートレスでなければならない。心地良く過ごしてもらえるようなウエアを提案したい」。 イベントの後には直島や豊島を回るという。「次のコレクションは日本からインスパイアされたものになるかもしれないよ(笑)」。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

色で着崩すクラシック 2026-27年秋冬ウィメンズリアルトレンド特集【WWDBEAUTY付録:2026年上半期ベストコスメ発表】

「WWDJAPAN」6月22日発売号は、「リアルトレンド」ウィメンズ編です。国内アパレルやセレクト各社の2026-27年秋冬の打ち出しを一挙に紹介。シーズンのトレンド傾向から「今っぽい」をかなえるスタイリング術までを読み解きます。今季のキーワードは、「クラシック」と「エレガンス」。多くのブランドが、端正なジャケットを主役にしたトラッドスタイルをベースに、独自の解釈を加えた提案に挑戦しています。また…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。