ファッション

「ジャコメッティ展」の見所はオヤジギャク連発のミュージアムショップ⁈

 六本木の国立新美術館で開催中の「ジャコメッティ展」に行ってきました。開館10周年記念にふさわしく、本展示は彫刻家アルベルト・ジャコメッティ(Alberto Giacometti)の初期から晩年までの132点を展示しています。

 展示室に入ると、まず第二次世界大戦前のキュビスムやシュルレアリスム期の作品が陳列されています。ジャコメッティの代表作といえば細長い人物像ですが、そこにあるのは人物画や滑かな表面をもつ立体的な彫刻。ジャコメッティに抱いていたイメージを早くも揺らがされます。細長い人物像見たさに先を急ぐと、1950年代の作品群を集めた部屋に細長い人物像が現れます!わずか数cmの人物像のほか、9人の像が一体となった「林間の空地、広場、9人の人物」などさまざまな細長いオブジェを堪能することができます。

 終盤にはチェース・マンハッタン銀行の依頼を受けて、ニューヨークの広場のために制作された3点の大作が待ち構えています。このプロジェクトは残念ながら実現しなかったそうです。大人が見上げるほどの大作は、細長いにも関わらずさすがの迫力でした。なんと撮影もOK!思う存分写真を撮った後、思わぬ衝撃を受けるとも知らず意気揚々と出口のミュージアムショップへ。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Is AI GOOD?AIがもたらす「ゲームチェンジ」

「WWDJAPAN」12月1日号は、ファッション&ビューティ業界でいよいよ本格化する“AIゲームチェンジ“を総力特集しました。11月19日のグーグル「ジェミニ3.0」発表を契機に、生成AIは「便利なツール」から「産業の前提インフラ」へ変貌しつつあります。ファッション&ビューティ業界で浸透する生成AI及びAIの活用法とゲームチェンジに向けた取り組みを紹介しています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。