ファッション

セブン&アイが百貨店事業関連で456億円の減損損失

流通大手のセブン&アイ・ホールディングスは、そごう・西武を主力にする百貨店事業で、店舗で122億円、のれん関連で334億円、合計456億円の減損損失を計上する。同社の広報は、「当初策定した計画を下回って推移していることから、今後の事業計画を見直す中で事業価値を慎重に検討した」とコメント。5月からスタートした井阪隆一・社長率いる新経営陣は10月6日に構造改革を含む中期経営計画を発表する予定になっており、不振の続く百貨店事業での大規模な減損損失の計上は、大胆な構造改革の前触れとも言えそうだ。

同日に発表した業績予想の修正でも、8月2日に発表した通期業績予想に対して、百貨店事業は衣料品の売上不振に伴い、大幅な下方修正を発表している。売上高を従来予想430億円下回る8430億円に、営業利益を42億円下回る40億円に修正した。

なお、セブン&アイホールディングスの連結でも通期業績予想を売上高で3670億円減、営業利益で260億円減、250億円減、当期純利益を920億円減と大幅下方修正している。

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