ファッション

沖縄にインディテックスが初進出 イオンに「ベルシュカ」をオープン

 インディテックス傘下の「ベルシュカ(BERSHKA)」は11月、イオンモール沖縄ライカム内にオープンする。また今秋、埼玉県羽生市のイオンモール羽生への出店も決定している。インディテックスが「ザラ(ZARA)」に先駆けて「ベルシュカ」を新たなエリアに出店するのは日本では初めてのこと。沖縄の初店舗では、地元客や日本人観光客に加え、インバウンド消費を狙うという。2011年4月の日本上陸から5年がたった現在国内に23店舗を構えており、今秋の2店舗オープンで25店舗になる。世界では約1000店舗を展開している。

 また、メディア向けのプロモーションも強化しており、8月末から9月初旬にかけて展示会を実施。アジアの主要メディアを招いたプレスツアーも行い、中韓台香から集まったベルシュカの現地PRも含め、交流を図り、ブランドへの理解を深めた。

 「ベルシュカ」は昨年から大人も着られる商材を増やしており、ウィメンズは新デザイナーのディレクションの下、素材の特性に合わせてトルコやインドでの生産も強化し、一部のシューズにリアルレザーを採用するなど、商品のクオリティーを追求。本格的なスポーツウエアにも使用されるストレッチ素材やドライニットなどの生地と、ブランドならではのデザイン性を両立したアクティブライン(スポーツライン)もメンズ、ウィメンズともに好調という。

 ウィメンズの16-17年秋冬クルーズ・コレクションは、1980年代後半~2000年代初頭の音楽シーンが着想源となった。フライトジャケットやオーバーサイズのフード付きスウェット、ベルベット風のスリップドレス、レタリング入りのトップスなど、グランジやゴシックといった各年代の代表的なスタイルがそろう。カラーパレットはブラックとホワイトがメインだが、レッドやピンクにくすみを効かせたダスティーカラーがアクセントとして入った。90年代がテーマのメンズコレクションともマッチするアイテムが多く、全体を通してメンズ・ウィメンズを組み合わせたスタイリングがしやすいコレクションとなっている。

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