ファッション

「ディプティック」大丸京都店のポップアップショップが示すブランドの次なる戦略

 仏フレグランスブランド「ディプティック(DYPTYQUE)」が4月22日、大丸京都店2階特選ファッション売り場に期間限定店をオープンした。関西初のポップアップショップで、百貨店のファッションフロアへも初出店という新たなチャレンジだ。全ラインを集約し、7月30日まで開催する。場所は「J&Mデヴィッドソン」「ファリエロ サルティ」といったアクセサリー雑貨を集約した自主編集売り場「サロン・ド・グゥ・ブランシェ」内で、フロアの目玉エリアの一つ。周りには、「カルティエ」「ポメラート」などのブティックが並ぶ。

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 福住和久ディプティック ジャパン社長は「次のステージに向かう新しい取り組み。フロアの顧客層とブランドの顧客が合致しており、初日から好調に推移している」と手応え十分。フットワークの軽い福住社長自らが大丸松坂屋百貨店に交渉し、今回のイベントが実現した。同ブランドは2011年のジャパン社設立から、毎年3倍ずつ売り上げが伸長し続けている。「ファッションやインテリアと同じように、フレグランスを身近に感じてもらいたい」という思いで、セミナーの開催やセレクトショップなどへの卸売りを積極的に仕掛けた。「『ディプティック』はライフスタイルに寄り添うブランド。日本の香水マーケットは世界ほど大きくなく、もっと多くの人に日常的に香水を楽しんでもらいたいと思った」と福住社長は振り返る。

 これまでの戦略が奏功し、会社は5倍に成長。今、転換期に入っている。「当初の目標だったブランド認知度が上がった。青山店オープンの功績がかなり大きく、『ディプティック』の世界観を取り組み先と共有しやすくなった。次のステップは、直営店戦略だ。ブランドの持つラグジュアリーな世界観を大切にしたい」と福住社長は説明する。「この場合のラグジュアリーとはきらびやかな意味ではなく、“シック”で“本物”であること。世界観を見せるために卸売りは縮小し、直営店をあと2~3年で20店舗増やす」と意気込む。4月には「ルクア イーレ」に出店したばかり。今後は秋に二子玉川、来春に名古屋、来秋に銀座への出店が決まっている。「大丸京都店のショップがケーススタディーになるはず。神戸や京都にも、16年までに路面店を出店したい」と明かした。

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