ファッション

箱根駅伝復権を狙う「ミズノ」の最新シューズは“軽さと反発”のハイブリッド【スポーツ担当記者のラン体験記】

「ミズノ(MIZUNO)」は8日、最新カーボンレーシングシューズ”ハイパーワープ”シリーズの第2世代を発表した。ローンチイベントとして、東京・有明の「ブリリアランニングスタジアム」で総勢100人を超えるランニングインフルエンサーやメディアを招いたトーク&ランセッションを開催した。

4モデルのシューズを同時公開
箱根駅伝への意気込みも語る

発表されたのは“ハイパーワープ ピュア 2”、“ハイパーワープ エリート 2”、“ハイパーワープ レーサー”、“ハイパーワープ ペーサー”の4モデル。前2モデルは11月6日、後2モデルは12月10日に発売される。

トークセッションに登壇した商品企画部 パフォーマンスランニング企画課の須藤眞吾氏は、各シリーズについて「135gの“ハイパーワープ ピュア 2”は軽量モデル、“ハイパーワープ エリート 2”は計量性とクッション性を併せ持つバランスモデル、“ハイパーワープ レーサー”はカーボンプレート・レースシューズに初めて挑戦する人のためのもの、“ハイパーワープ ペーサー”はエリートレーサーのトレーニングに向けたモデルとなる」とそれぞれの棲み分けを説明した。また、「先日発表した”ハイパーワープ 96”は各所から好反応のフィードバックを受けているが、価格、数量ともに多くのランナーに向けたものではない。『ミズノ』のレーシングシューズが一般に広く浸透していくために今回の4モデルを開発した」とも語った。

須藤氏と共に登壇した佐々木孝裕コンペティションスポーツマーケティング部部長は、記者から来年度の箱根駅伝での着用ランナーの数について問われると、「具体的な人数は明かせないが、箱根駅伝でも前回までと比べ物にならない数のランナーが履いてもらえる予定。楽しみに見ていてほしい」と話した。「ミズノ」を着用して箱根駅伝を走ったランナーの数は、2025年は1人、26年は2人と近年寂しい数字となっている。26年の各ブランド着用数は、1位が「アディダス(ADIDAS)」で75人、2位「アシックス(ASICS)」は60人、3位「ナイキ(NIKE)」は30人となっている。27年の箱根駅伝では「ミズノ」がどれだけのインパクトを残せるかも気になるところだ。

トップランナーたちの着用感は?

その後、昨年ニューイヤー駅伝初優勝のGMOインターネットグループ嶋津雄大選手、城西大学の窪田舞選手と本間香選手が登壇。嶋津選手は「ファーストインプレッションでこのシューズは行ける、と確信した。“ピュア 2”はフィット感、軽さともに申し分なく、すぐにレースしたいと思わせてくれる。履いた瞬間、1歩踏み出す瞬間に注目してほしい」とその履き心地を語った。窪田選手は「反発があるシューズが好きなので、走りやすいと感じた」、本間選手は「カーボンプレートが8mm延長したこともあり、地面を蹴り出すときに自然に足に密着してくれる感覚があ理、疲労感なく足を運ぶことができる」と、それぞれその魅力を説明した。

記者が感じた履き心地と走行感

今回のランニングセッションでは、記者は“ハイパーワープ ピュア 2”を着用して約2kmを試走した。“ピュア 2”を選んだのは、その軽量性を実際に体感したかったからだ。

まず気になるのは、”TPEE ウーブンアッパー”を使用したアッパーの和紙のような薄さだ。「アディダス」の“アディゼロ アディオス プロ エヴォ 3”を彷彿とさせるこのアッパーを持つシューズが、一般ランナーにも手に入りやすくなるのは驚いた。履く際に破れてしまわないか気になるほどだが、実際に着用して走ると足全体に密着し見た目からは考えられないほどの安定感を感じることができる。

そして反発性の強いミッドソールとカーボンプレートの組み合わせにより、軽い蹴り出しでも高い推進性が実感でき、軽い足運びで試走をすることができた。半面、薄さと軽さゆえか足首のホールド力はあまり感じられず、捻ることには注意して走行したいとも感じた。それを差し引いても、軽さと推進性に優れたこのシューズはマラソンで好記録を残したいと思うランナーにとって、大きな選択肢となるだろう。

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