
音楽やアート、ゲームからスポーツまで、ストリートの境界を越えて多様なカルチャーと結びついてきた「ヒューマンメイド(HUMAN MADE)」(以下、HM)。表層的な協業にとどまらず、互いの哲学やルーツを深く理解した上で融合させながらも、仕上がりはどこまでも軽やかで遊び心にあふれている。NIGO®ならではの鮮やかな掛け算は、ブランドの多面的な魅力を引き出し、世界中のファンと熱量を共有する強力なコミュニケーションツールとして機能してきた。(この記事は「WWDJAPAN」2026年9月7日号からの抜粋です)
× POKÉMON
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「人間の閃きと、人の手が生み出すカルチャーの芽をマンガ、アニメ、ゲームに続く日本を代表するクリエイティブ産業に育てる」と掲げる「HM」にとって、世界で最も成功したIPといえる「ポケモン」との出合いは大きな一歩となった。協業はNIGO®とポケモンの石原恒和社長CEOが、共通の趣味である陶芸を通じて親交を深めたことから始まった。NIGO®が石原氏の工房を訪ね、ろくろを回しながら対話を重ねたという。さらに石原氏が通う鴨料理店に、偶然にも「HM」のカモのオブジェが置かれていたことも不思議な縁をつないだ(実はその店がHMのカモが生まれるきっかけだった)。第1弾の主役に鴨モチーフの「カモネギ」が選ばれたのは、この巡り合わせに由来する。モンスターボールに見立てたハートロゴを「デイリーTシャツ」に予告なく忍ばせる「HM」流のゲリラ的ドロップから、ネギを差せるカバーオール、第2弾のコイキングなど、遊び心を散りばめた。
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