「WWDJAPAN」には美容ジャーナリストの齋藤薫さんによる連載「ビューティ業界へのオピニオン」がある。長年ビューティ業界に携わり化粧品メーカーからも絶大な信頼を得る美容ジャーナリストの齋藤さんがビューティ業界をさらに盛り立てるべく、さまざまな視点からの思いや提案が込められた内容は必見だ。(この記事は2026年4月27日&5月4日号からの抜粋です)
日本人旅行者は、特に中東や南米あたりに旅行すると昨今ちょっと不思議な体験をする。現地の若者に取り囲まれ、一緒に写真を撮ってほしいと騒がれる。誰かと間違えられたのかと思いきや、「アニョハセヨ」とあいさつされる。単純に“韓国人”と間違われるのだ。しかも日本人だというと、がっかりされたりして。そうつまり「韓国人」自体が、憧れの存在となっているのである。さすがに欧米でそんなことは起きないが、アジア人自体がもの珍しい地域では、充分に起こり得る。
今ってそういう時代なのだと一応納得はいくが、日本人としてはやはりちょっと複雑。エンタメは先を越されているし、学生の学習能力や優れた論文の数でも既に逆転された。もちろん競争ではないが、大いに考えさせられる。むしろ私たちも謙虚に学ぶべきではないか?今の韓国って何が違うのかを。
実はこんな話を聞いたことがある。韓国の大学教授が、国力を高めるなら経済よりも“美”が重要であると提言。世界に存在感を見せつけたいなら独自の美を発信していくべきと。政府がそれに従ったかどうかは不明だが、少なくともK-POPの驚異的な成功や、「パラサイト」のアカデミー賞受賞など、アジア初の快挙に、1つの国策として国が援助した結果との見方もある。
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