
「WWDBEAUTYベストコスメ」は、全国の百貨店・セミセルフ、ドラッグ&バラエティーストア、ECへのアンケート調査を基に、“本当に売れた”アイテムを14部門で選出している。
今回は、売り場で起きている変化やヒットの兆しをバイヤーに聞いた。成分、機能、メイクトレンド、消費者意識、カテゴリー動向の切り口から、存在感を高めるキーワードを整理。市場ではどのような潮流が生まれているのか。バイヤーたちの声から、ビューティ市場の次の一手を読み解く。(この記事は「WWDJAPAN」2026年6月22日号付録「WWDBEAUTY」からの抜粋です)
兆し1:成分
美容医療発想から発酵まで、成分への関心はさらに深化
近年のスキンケア市場を語る上で欠かせないのが、「成分買い」の定着だ。SNSや動画コンテンツの普及に加え、美容医療の浸透も後押しとなり、消費者の知識レベルは大きく向上した。ブランド名や価格だけでなく、ナイアシンアミドやPDRN、ビタミンC誘導体など、配合成分やその働きに着目して商品を選ぶ傾向が強まっている。美容医療発想の成分に加え、長年研究が重ねられてきた発酵由来成分への関心も高まっており、成分トレンドの裾野は広がりを見せている。今後は単に話題の成分を配合するだけでなく、どのような体験価値へと結びつけるかが差別化のポイントになりそうだ。
「『成分・機能を基にしっかり自分で試して納得したい』という傾向が強い。一方で、情報過多による“美容疲れ”も見られ、今後はシンプルで分かりやすい提案や、悩み・機能別に編集された売り場設計が重要になるだろう」(松永貴也・東急百貨店 ファッション・雑貨統括室 ビューティー・自主MD部 ビューティー担当バイヤー)、「消費者の美容意識が向上し、自分の肌悩みに合う成分を配合した商品を選択するように」(沼田裕也・ロフト 商品本部 健康雑貨部 企画担当)、「PDRNやアゼライン酸が継続して人気。最近ではカフェインも注目されるようになっている。成分重視で商品を選ぶ客が多い」(福島明子・トモズ 商品部)
兆し2:機能
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