中国発の家庭用光美容器ブランド「ユーライク(U LIKE)」は、俳優の桐谷美玲をブランドアンバサダーに起用し、日本市場でのマス層開拓を強化する。テレビCMや店頭施策を通じて、ブランド認知拡大と信頼獲得を図る。ユーライクジャパンの高野亮子代表は「海外ブランドという印象をなくし、ローカルブランドと同じようになじみやすいブランドにしていきたい」と話す。
同ブランドは2013年に中国で設立。日本市場では22年に日本法人を立ち上げ、本格展開を開始した。日本を含む49の国と地域で事業を展開し、22〜24年の光美容器の販売実績において世界累計販売台数は800万台を突破した。
日本市場での売り上げは右肩上がりで成長しており、25年の売り上げは前年比2倍を達成。インフルエンサーを起用したSNS施策や、ポップアップイベントなどのブランディング活動が奏功したという。
直近で注力するのは、オフラインでの売り上げ比率の向上だ。昨年はオンラインとオフラインの売り上げ比率が7対3だったが、下期のみでは6対4に改善した。今後はポップアップを実施し、生活者が製品を実際に手に取り、効果実感や使い心地を確認できる接点を増やす。
同ブランドは現在の日本市場について、新しい技術やブランドを受け入れやすい層には一定程度浸透した一方で、さらなる成長にはマス層への信頼醸成が不可欠と見る。主な顧客層は30代前後の女性で、顧客の男女比は7対3。価格帯は4万〜6万円台がコアゾーンだ。最も売れている製品は、桐谷が新CMで使用するホワイトゴールドカラーの“エアテン マックス IPL光美容器”だ。
新製品投入で
勢いを加速
同ブランドは桐谷のアンバサダー就任を機に、5月19日に“エアテン マックス IPL光美容器”(6万9800円※編集部調べ)と、メンズ向けの“エックス マックス IPL光美容器”(7万1800円※編集部調べ)の2製品を発売した。“エアテン マックス IPL光美容器”は、ベストセラー機種をベースに出力パワーを最大28ジュールに引き上げた。スキンセンサー機能を向上させ、アタッチメントの追加やアプリの搭載で操作性を高めている。特許を取得した冷感技術で肌への負担を抑える。
メンズ向けの“エックス マックス IPL光美容器”は、ブランド史上最大となる30ジュールを実現。ヒゲに特化した波長設計により、太く硬い毛にもアプローチする。毎日のシェービングによる肌ダメージやカミソリ負けといった悩みにも対応する。
今後は光美容器を軸にブランド基盤を築きながら、美顔器など新カテゴリーの展開も視野に入れる。来年には研究開発中の新製品投入も予定する。高野代表は「まずはお客さまとの信頼と絆をきちんと作ったうえで、日本市場でのポジションを確立していきたい」と意気込む。