ビューティ

ECを駆使して美容ディーラーのトップランナーへ躍進 ビューティガレージが目指す「サロン業界のインフラ」とは

有料会員限定記事

PROFILE: 樺島義明/ビューティガレージ 社長兼COO

樺島義明/ビューティガレージ 社長兼COO
PROFILE: (かばしま・よしあき)大学卒業後、広告代理店に入社。営業職としてキャリアを積む中、現・ビューティガレージ会長兼CEOの野村秀輝氏と出会う。同氏に誘われる形で独立し、ビューティガレージの立ち上げに参画。2017年にビューティガレージグループのBGパートナーズの代表に就任し、店舗リース事業などを手掛ける。25年6月より現職 PHOTO:KOUHEI KANNO

ヘアサロン業界の流通を担う美容ディーラーは、長らく“大手4社”と呼ばれる企業がけん引してきた。しかしここ数年、その4社に含まれず、ECを駆使して独自のポジションを築いてきたビューティガレージが大躍進。2024年度は売上高337億円(前年比約13%増)となり、業界トップクラスへと躍り出た。ここでは25年6月に同社の社長兼COOに就任した樺島義明氏に、躍進の秘訣と、サロン業界のインフラを目指す未来のビジョンを聞いた。

WWD:2003年、創業当時の事業は?

樺島義明社長(以下、樺島):私たちの事業は、美容器具の中古販売から始まりました。しかし早い段階で壁にぶつかり、「中古だけでは難しい。ならば新品を提供していこう」と方針転換。そこからメーカーの代理店となって製品を販売する“商社”としての機能と、自分たちで製品を開発・製造する“メーカー”としての機能の両方を持つという、当時としては非常に特殊な立ち位置を確立していきました。

WWD:当時の取り扱い製品は?

樺島:最初はサロンで使う椅子やベッドといった器具・機器が中心でした。しかし、日々のサロンワークで消費される化粧品や材料、備品といったカテゴリーを充実させる必要性を感じ、消耗品カテゴリーの強化に乗り出しました。結果的に、今では売上構成比で器具・機器を大きく逆転するまでに成長しています。直近のデータでは、化粧品・材料が全体の65%を占めるに至りました。この逆転劇は、ここ4、5年で起こった大きな変化です。

業界に先駆けて取り組んだECが寄与

WWD:ここ数年の躍進の背景は?

樺島:業界に先駆けてECに取り組んできたことが大きく関係しています。創業の中古事業からネット販売を主軸としていたため、私たちにとってECはごく自然な選択でした。特に化粧品のような消耗品はECとの親和性が非常に高く、品揃えとカテゴリーを拡充し、サイトの利便性を追求することで、多くのサロンに利用してもらえるようになりました。さらに、私たちはオフラインの拠点も重要視しています。もともと器具・機器のショールームとして全国の主要都市に構えていた拠点を、化粧品・材料の販売を強化するのに合わせて、美容師が実際に製品を見て、体験できる“ショップ”として機能を拡充させていきました。

この続きを読むには…
残り1199⽂字, 画像2枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

JAPAN HEAT WAVE!熱波の欧州で躍動する日本のクリエイション 2027年春夏メンズコレ速報

今季の欧州を覆ったのは、史上最高気温を更新する記録的な熱波。しかしそれに負けないほどの熱を帯びていたのが、日本人デザイナーのクリエイションでした。公式スケジュールにはミラノで「シンヤコヅカ(SHINYAKOZUKA)」、パリで「ソウシオオツキ(SOSHIOTSUKI)」が新たに加わり、今回も計15を超えるジャパンブランドが名を連ねました。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。