
砂川(いさがわ)卓也デザイナーが手掛ける「ミスターイット(MISTER IT.)」は4月10日、パフォーマンスイベント「オープンフィッティング(ドレーピング)」をミッドウエスト東京で開催する。11〜19日に行うポップアップイベントに先駆けたもの。一般入場可。
「ドレーピング」(立体裁断)とは、ボディに直接布をあてがい、ピンで固定しながら服のシルエットを構築していく手法のこと。平面的な型紙(パターン)から作る「平面裁断」とは異なり、シルエットの造形や丈感、生地の動きを確認しながら立体的にデザインすることを特徴とする。パリの「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」で経験を積んだ砂川デザイナーは、このドレーピングを「ミスターイット」の服作りの基盤としている。
今回のパフォーマンスでは、2026年春夏コレクションからシリーズ化している“エセイアージュ(essayage)”をテーマに、ジャージー素材をメーンに使いながら砂川デザイナー自らが即興でそのテクニックを披露する。“エセイアージュ”はフランス語で「試す」「試着」を意味。何度もフィッティングを重ねながら、理想や想定外の形にたどりつくまでの工程を目の前で体感することができる。
「形になる瞬間を楽しんでほしい」
砂川デザイナーは開催に向け、こうコメントとしている。「学生のころから変わらずアイデアが急に思い浮かんだ時、悩んでどうしようもない時、どんな時でもとにかく手を動かしています。難しく考えず手を動かすといつも解決してくれます。今回のイベントでは日ごろから行っている手を動かして形になる瞬間を皆様にご覧いただき、普段公開することのないプロセスをオープンにしてお楽しみいただければと思っています」。
砂川デザイナーは1986年12月24日、大阪府生まれ。摂南大学外国語学部卒業。エスモード大阪を経てエスモードパリを首席で卒業。12年にパリの「メゾン マルジェラ」に入社し、メーンコレクションとオートクチュールにあたる“アーティザナル”のチームに15年まで在籍した。その後、「ミスターイット」を立ち上げ、18年春夏シーズンにデビュー。24-25年秋冬シーズンに、「楽天 ファッション ウィーク東京」に初参加しランウエイ形式でコレクションを発表した。
■ Open Fitting (Draping)
日時:2026年4月10日18:00〜21:00
場所:MIDWEST TOKYO
住所:東京都渋谷区神南1-6-1
※自由来場可
■ mister it. 26SS POP UP
会期:2026年4月11〜19日
時間:月〜土曜12:00〜20:00、日・祝日11:00〜19:00