
マッシュスタイルラボは、瀧定名古屋と住友金属鉱山と協業し、高機能新素材「ルミシェード バイ ソラメント(LUMISHADE by SOLAMENT以下、ルミシェード)」を開発した。2026年春夏シーズンから「スナイデル(SNIDEL)」など同社の7ブランドで採用、全35型を発売する。
開発は、地表に届く太陽光の約42%を占め、シワやたるみといった光老化の一因とされる近赤外線(NIR)に着目してスタートした。従来の紫外線(UV)ケアにとどまらず、近赤外線をも同時にケアできる素材を目指し、住友金属鉱山が独自に開発した近赤外線を高いレベルで吸収するレアメタル由来の特殊セラミック微粒子「ソラメント(SOLAMENT)」を採用。瀧定名古屋の繊維加工技術と掛け合わせ、ウィメンズファッションに適した布帛やジャージーといった素材へ落とし込んだ。
「ルミシェード」は、波長の長い近赤外線を効率的に吸収し、衣服内の温度上昇を抑制する。同社の基準では近赤外線を70%以上、紫外線を90%以上吸収するという。また、繊維内に少量を配合するだけで高い効果を発揮するため、素材本来の風合いを保ち、自由度の高いカラーリングでの商品製造が可能。同素材の一部には環境に配慮したリサイクルポリエステルを使用している。
26年春夏シーズンから同素材を採用するのは、「スナイデル」「フレイ アイディー(FRAY I.D)」「リリー ブラウン(LILY BROWN)」「ミラ オーウェン(MILA OWEN)」「ファーファー(FUR FUR)」「エミ(EMMI)」「ミースロエ(MIESROHE)」。「スナイデル」からはダブルジャケット(1万7600円)やラインパンツ(1万3970円)、「フレイ アイディー」からはウオッシャブル仕様のオーバーサイズシャツ(1万8920円)などが登場する。ほかにも「ミラ オーウェン」のロールアップオーバーシャツ(1万1000円)や「エミ」のダブルジップコンパクトフーディー(1万4300円)などをラインアップする。
マッシュスタイルラボの岩木久剛氏は、「紫外線対策にとどまらず、近赤外線という新たな視点から女性の悩みにアプローチできる『ルミシェード』は、ファッション性と機能性を融合させた当社のものづくりの象徴的事例の一つになった」とコメント。また、協業した2社も「ファッション性と新たな機能性の両立を実現したすばらしい素材。酷暑をおしゃれに乗り切ることができる」(瀧定名古屋 高機能素材開発販売課の宮川朋之課長)「衣料において、従来の遮熱素材とは機能性とファッション性の両立の観点から一線を画す素材」(住友金属鉱山 機能性材料事業本部 イノベーション戦略統括部の石橋佳祐・戦略企画チームリーダ)とそれぞれ手応えを述べた。