ファッション

「モワナ」と永井一正がコラボ第2弾、尾上菊五郎&菊之助の襲名を祝う京都・南座の祝幕もお披露目

フランスのバッグブランド「モワナ(MOYNAT)」は、グラフィックデザイナーの永井一正と日本デザインセンターとの2度目となるコラボレーションを発表し、12月3日から25日までの期間限定で、ドーバー ストリート マーケット ギンザで販売する。永井の代表作「LIFE」シリーズに着想を得たバッグやレザーグッズで構成するホリデーコレクションは、「モワナ」と永井、日本デザインセンターが手掛けた南座(京都)の祝幕のお披露目を記念したもの。南座の祝幕は、八代目尾上菊五郎丈、六代目尾上菊之助丈の襲名を記念して制作され、歌舞伎の象徴的な演目「連獅子」と、「モワナ」の“M”モノグラムで表現された富士山が描かれている。

永井は祝幕のデザインについて、「伝統を守りながら、新たな創造性を絶えず取り入れ、いかにそれが世代を超えて受け継がれていくかを表現したかった」と述べる。また八代目尾上菊五郎丈は、「永井一正氏と、170年以上の歴史を持つ『モワナ』、そして400年の伝統を誇る歌舞伎とのコラボレーション。私たちはまさに、伝統と革新の真の交差点に立ち会っている」とコメントした。

ドーバー ストリート マーケット ギンザで限定販売するドーバー ストリート マーケット ギンザで限定発売するホリデーコレクションは、ドーバー ストリート マーケット ギンザで限定発売される「Landscape Edition」は、5万600〜71万5000円。それぞれ「モワナ」の“M コレクション”のキャンバスに、永井のアートワークをあしらった。トラやシカ、ミミズクをモチーフにしたデザインがそろい、期間中は同店1階と4階で、スペシャルインスタレーションも行なっている。永井は「バッグやパスポートケース、カードケースの動物はとても生き生きとして、非常になじみ、一体感がある。アイテムを持つ人の夢を広げるものになれば」と語る。

永井は1929年大阪生まれのグラフィックデザイナー・版画家。1960年に日本デザインセンターを共同設立し、現在は同センターの最高顧問を務める。80年代から現在まで続く代表作「LIFE」シリーズは特に高く評価され、朝日広告賞グランプリ、亀倉雄策賞、ADCグランプリ、旭日章をはじめ多数の受賞・受章歴を誇り、作品はニューヨーク近代美術館(MoMA)や東京国立近代美術館などに収蔵されている。

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