ファッション

【パリ速報】「ジュンヤ マン」流、ちょっと背伸びの気取ったバカン

 「コム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マン」(以下、「ジュンヤ マン」)は今シーズン、ドイツのラギットなアウトドアブランド「サイルマーシャル」とのWネームを数多く発表した。「サイルマーシャル」は、アメリカンブランドとは一味違う落ち着いた色あいと、経年変化するレザーの風合いが特徴。ドイツの自社工場で100%ハンドメイドしているブランドだ。

 そんなブランドとのWネームで構成したコレクションは、「ジュンヤ マン」流の、ちょっとだけ背伸びしたリッチなバカンスの雰囲気。ほとんどインサイドアウト(いわゆる裏返し)でモデルに着せたジャケットやアノラックなどは、「ジュンヤ マン」らしく、ライナーにカラフルなチェックやレザーのパッチワークなどが随所に施されている。ひざ上丈のチェックショーツでも、レザーやコットンで切り返したリラックスシルエットのデニムパンツでも、帽子とバッグさえ身につければ、湖畔で過ごすハイキングスタイルの完成だ。

 時代と対峙する「コム デ ギャルソン・オム プリュス」とは対照的に、「ジュンヤ マン」は時代とともに歩みを進める"今の気分"を巧みに汲み取ったブランドでもある。このため今シーズンは、モデルが2人1組で登場。合間にカメラマンに笑みを浮かべたり、ピースサインをしたり。ピースフルなファッションショーを披露してくれた。

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