メキシコ出身。ドラムヴォーカルとして「愛する覚悟」(2012年)でCDデビュー。2013年9月ファーストアルバム「カフカナイズ」発売。ミュージシャンとしてフェスやイベントへの出演、女優、モデルなどで活躍中。 2014年9月avexの「JUSTA MUSIC」に移籍。今年4月27日に、2年7カ月ぶりの新アルバム「トリドリ」を発売し、5月に全国9カ所でツアーを行う。ミュージシャンとして「ドラムボーカル」という地位を確立し、女優やモデルとしても活躍してきたシシド・カフカが、2年7カ月ぶりに新アルバム「トリドリ」を4月27日に発売する。前作では斉藤和義や甲本ヒロトらミュージシャンとセッションしたが、今作では、ドラマーだったシシドがボーカルにも挑戦するきっかけとなった大島賢治と平出悟に加え、織田哲郎、亀田誠治、松本晃彦、蔦谷好位置、K.MASAKI(moumoon)ら著名音楽プロデューサーとセッションした。5月に全国9カ所でツアーをスタートする彼女に、ライブを意識したロックチューン全開に仕上がったアルバムについて、また、自身の活動とライフスタイルについて話を聞いた。
WWDジャパン(以下、WWD):デビューしたのは26歳と遅咲きだが、ドラマーを目指したのはいつごろから?
シシド・カフカ(以下、シシド):10歳のとき。バンドの中で、ドラマーという立ち位置の地味さに惚れました(笑)。20歳ごろからは、バイトをしながらバンド活動を続けていました。今も関わってくれているスタッフに、「私このままでいいんですかね?」とぼやいたら、周りも「ハッ」としたみたいで。ドラムボーカリストというスタイルで本腰を入れて活動するようになり、そこからレコード会社が決まり、デビューが決まりました。今はドラム、ボーカルが活動の中心で、お話があればモデルもするという感じです。
WWD:「ドラムボーカリスト」に至ったきっかけは?
シシド:もともとボーカルとドラムを別々でやっていたのですが、挑戦してみたら意外としっくりきたんです。でも、デビューしてからは、昔の好奇心旺盛で何にでもチャレンジしていたころに比べて、チャレンジ精神は少なくなってしまっていました。それで、ここ最近はわりとなんでもやってみようかな、という柔らかい心を取り戻し、モデルや演技にも挑戦しました。音楽の範囲内だけだったものから、さまざまなことに挑戦しているのが、まさに今なんです。
WWD:モデルや女優業に挑戦して得たものは?
シシド:最初は自分に何ができるか分からなかったし、モデルの仕事に100%賭けてる人たちがいる中で、なかなか一歩踏み出せなかったんです。お誘いをいただき、挑戦してみたら、いろいろなヒントが落ちていて、気付かされることも多くて、音楽にも還元できたのでありがたいと思っています。今は、お仕事とともに、新しいキーワードを探しています。モデルだったら洋服、演技だったら主役がいたりするので、モノの見方、視点、表現の仕方といったものをですね。音楽と違うものだったり、音楽では養いきれなかったものなどを体得できるチャンスがたくさんありました。
WWD:その中でも、やはり音楽への想いが一番強い?
シシド:"唯一"といっていいほど魅了されたものだから、手離せなかったんです。人生の岐路でも音楽を選んできました。意地もあって諦めることもできなかったんですかね。
WWD:成功の道を歩めた大きな理由は何だと思う?
シシド:人間運には恵まれていますね。自分に自信があったというよりは、「私がこんなに素敵だなって思える人たちがまだ近くにいてくれてるんだったら、大丈夫かな」って、そういうものさしですかね。皆で笑顔で仕事していたいなって思いますね。
