12月10日、フォトスタジオSWITCH表参道にメディア関係者を招いて、2016年春夏コレクションの紹介。料理家 岸本恵理子によるクリスティーナの出身地イタリア・ピエモンテの料理を着席スタイルで振る舞った。彼女は、この10年、ほぼ毎年来日している親日家。コレクションのインスピレーション源でもある郷土愛、日本愛を語った。
WWDジャパン(以下、WWD):ピエモンテ州料理を振る舞ったプレスランチ会の狙いは?
クリスティーナ・タルディ―ト(以下、クリスティーナ):メニューは、じゃがいも 芽キャベツ 紅芯大根などの ミモザサラダ、チキンとオリーブの軽い煮込みなど。自宅に招いたような親密な雰囲気の中で、コレクションを見てほしかった。実は、私は料理があまり上手ではない(苦笑)。むしろ母が作る肉の煮込み“ボッリート”は格別だった。私の住まいがあるトリノは小さな街だが、ちょっとした美しさを見つけることができ、“小さなパリ”と評する人もいる。
クリスティーナ:テーマは、混成、統合、国際性。ヨーロッパ、アフリカ、アジアの文化とその融合を意識してデザインした。その中で、好きな日本の和柄を取り入れた。ソフトで繊細だが、芯の強さも持ち合わせている日本の女性像も意識している。今回の12月の来日は初めてだが、紅葉の美しさに感動した。インターナショナルスクールに通う9歳の娘も日本好きで、一番の親友は日本人の男の子だ。ミラノ万博に行き日本館も訪問した。
WWD:15年はどんな年だった?そして16年の目標は?
クリスティーナ:経営者だった父が他界し、デザイナー活動と併せて社長業も私が兼務したこと。メインコレクションに加えて、プレコレクションをスタートするなどブランドは変化している。今後の目標は、さらに愛されるブランドになること。来年から年1店舗出店を目標にする。まず、ローマ、そしてフィレンツェ。世界で販売しているが、まず母国のイタリアでブランドを確立したい。