ファッション

アンダーアーマーが最新テクノロジーを駆使した寝間着を発表 業績回復の起爆剤となるか

 アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)は8月29日、インフルエンサーを招待して、NFL「ニューイングランド・ペイトリオッツ(THE NEW ENGLAND PATRIOTS)」のトム・ブレイディ(Tom Brady)選手と共同開発したアパレルライン“アスリート リカバリースリープウェア(Athlete Recovery Sleepwear)”を正式に発表した。

 同ウエアは「バイオセラミックテクノロジー」を採用。生地にプリントされたバイオセラミック粒子が、身体から放出される熱を吸収して遠赤外線波として身体に反射することで、良い睡眠へと導き、回復を促進する。

 すでにECサイトおよび直営店で販売しており、売り上げは上々。今秋およびホリデーシーズンには、自社のプラットフォーム以外に世界中の小売店でも取り扱い、販路を拡大する予定だという。また、価格帯はメンズおよびウィメンズラインはTシャツで80ドル(約8700円)、長袖のトップスやパンツで100ドル(約1万900円)と値が張る。同社は「自分では買わないかもしれないが贈り物としては最適だ」と話し、クリスマス商戦に期待を寄せている。なお、日本でも公式ECサイトで購入可能で、日本での価格は9288円(税込)からとなっている。

 同社はここ数年間で急成長していたが、2017年1~6月期決算では1458万ドル(約15億8000万円)の赤字を計上。アメリカの小売環境の悪化に伴い、業績不振に陥っており、ドイツ銀行は同社に対する投資判断を引き下げた。それに対して、同社は7月にパトリック・フリスク(Patrik Frisk)前アルド・グループ(ALDO GROUP)最高経営責任者を最高執行責任者に迎え、ウィメンズおよびキッズラインの拡充などの再建計画を発表し、改革を急いでいる。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。