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マドンナ（人物）

1958年8月16日にアメリカのミシガン州に生まれる。本名はマドンナ・ルイーズ・チッコーネ。5歳の時に病気で母を亡くし、父親は家政婦と再婚。そのことに傷つき父親との関係は悪化した。子供のころからピアノを習っていたが、その後、ダンスに興味を持ち、ピアノをやめてバレエやジャズダンスを学ぶようになる。進学したミシガン大学ではダンスの奨学金を取るなど、ダンサーになることを夢見たマドンナは大学を中退。35ドルだけをポケットに入れてニューヨークに向かった。そして、本格的にダンスを学びながらさまざまなアーティストのバックダンサーを務める。その一方でバンドを組んで音楽活動を始め、レコード会社に持ち込んだデモテープがきっかけになって82年にデビュー。当時の恋人は芸術家のジャン＝ミシェル・バスキアだった。「ライク・アヴァージン」（84年）の世界的なヒットでポップスターの仲間入り。レースのトップス、網タイツ、十字架のアクセサリーなど、マドンナのファッションをまねする女性が急増した。85年に俳優のショーン・ペンと結婚し（89年に離婚）、映画「上海サプライズ」（86年）では夫婦で主演を務めた。音楽と映画の世界で活躍し、ストリート・カルチャーを取り入れたミュージックビデオやライブパフォーマンスで話題を呼んだマドンナは、MTV世代のポップアイコンとして絶大な影響力を持った。92年に映画や音楽作品を制作する会社、マーヴェリックを設立。主演を務め音楽を担当した映画「エビータ」（96年）でゴールデングローブ賞の主演女優賞と主題歌賞を受賞。その年、当時のパートナーだったフィットネストレーナーのカルロス・レオンとの間に初めての子供、ルルドを授かった。2000年には映画監督のガイ・リッチーと再婚して息子のロッコを出産している（リッチーとは08年に離婚）。09年に「フォーブス」誌が選ぶ08年度の「働き者のママ」のランキングでは、推定収入が1億1000万ドル（日本円で約110億円）で1位にランキング。「ギネス世界記録」において「全世界で最も売れた女性レコーディング・アーティスト」「史上最も成功した女性アーティスト」として認定されている。

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