ベイクルーズグループが手掛けるドゥーズィエム クラス(DEUXEME CLASSE)の2020年春夏は、フィット感のあるボトムスやウエストマークの着こなしで、女性らしいシルエットに落とし込んだスタイリングが新鮮だ。
今季は“フェミニン”“サファリ”“セブンティーズ”をテーマに、シャツジャケットのセットアップやオールインワン、さらに型数豊富にスカートやシャツをそろえた。ボディーラインを程よく強調したスタイリングについて、「コンサバが“1周回っておしゃれ”なのでは?というアイデアからイメージを広げている」と刈部麻理奈プレス。 “ネオコンサバ”をキーワードに「脚を見せるアイテムやスタイリングを提案したい」とする。特にスカートは、膝丈のタイトなものからプリーツなどの定番スカートの丈感をアレンジしたものまで、さまざまに打ち出す。足元はフラットサンダルに加えて、ヒールのあるシューズも多くそろえた。
キーカラーは、オフホワイトやエクリュ、ベージュなどのニュアンスカラー。素材はリネンやシルクなどを用いて、全体でエフォートレスでリラックス感のある印象に仕上げている。
村上杏理:1986年、北海道生まれ。大学で日本美術史を専攻し、2009年にINFASパブリケーションズ入社。「WWDジャパン」記者として、東京のファッション・ウイークやセレクトショップ、販売員取材などを担当。16年からフリーランスで、ファッションやライフスタイル、アートの記事執筆・カタログなどを手掛ける。1女児の母