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「ルイナール」のメゾンに滞在して作品制作 世界最古のシャンパンが東京で現代アート展

 MHD モエ ヘネシー ディアジオが手掛けるフランスのシャンパンブランド「ルイナール(RUINART)」は、京都で開催された国際写真祭「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2019」で日本初紹介されたブラジル出身の現代アーティスト、ヴィック・ムニーズ(Vik Muniz)とのコラボレーション作品を、東京・代官山のカシヤマ ダイカンヤマ(KASHIYAMA DAIKANYAMA)のギャラリーで12月8日まで展示している。

 「ルイナール」は、新進気鋭のアーティストが一定期間、フランス・ランスにある同ブランドのメゾンに滞在して作品を制作するプロジェクト「アーティスト イン レジデンス」を10年前から毎年開催しており、今年度招いたのがヴィック・ムニーズ。「ルイナール」の精密な製造工程や自然に魅了され、“流れ”という概念に着想を得て、黒く染めた木片や木炭を使用してブドウの幹を表現した作品などを制作した。

 1729年創業の「ルイナール」とアートの関係は長く、創業当初から“アール・ド・ヴィーブル(生きる芸術)”の啓蒙を続けており、1896年にアールヌーボーの旗手と言われたアルフォンス・ミュシャ(Alfons Mucha)に広告ポスターを依頼したことでさらに深まった。現在は世界で年間30以上のアートフェアに協賛している。

 来日したフレデリック・ドュフール(Frederic Dufour)=シャンパーニュ・メゾン ルイナール社長は、「ヴィック・ムニーズが『ルイナール』のワイナリーで感じたことを自由に表現してもらった。イリュージョニストと言われる彼らしく、シャルドネの葉が変幻自在に描かれている」と評した。

 ヴィック・ムニーズは1961年、ブラジル・サンパウロ生まれ。ニューヨークやシカゴを拠点に活動し、リオデジャネイロにある世界最大級のごみ処理場で約3年間創作活動を続け、無数の廃棄物を利用して作品を制作する様子を描いたドキュメンタリー映画「ヴィック・ムニーズ/ごみアートの奇跡」が数多くの賞を受けている。

■TOKYOGRAPHIE 2019 「RUINART-SHARED ROOTS-VIK MUNIZ」
日程:12月8日まで
時間:11:00~20:00(12月8日のみ11:00~15:00)
場所:KASHIYAMA DAIKANYAMA GALLERY
住所:東京都渋谷区代官山14-18 1F