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東京五輪・聖火リレーのユニホームを「Nハリ」の尾花大輔がデザイン

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は6月1日、来年3月からスタートする聖火リレーのユニホームを「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」の尾花大輔デザイナーがデザイン監修したことを発表した。

 ユニホームは、日本国旗同様に白と赤を基調とした半袖と長袖のシャツ、ショート丈とロング丈のパンツの4型を製作し、随所に東京五輪エンブレムを思わせる市松模様や、“TOKYO 2020”の文字、オリンピックシンボルがデザインされている。シャツの左肩から右腰にかけては、日本発祥の駅伝などで用いられる「たすき」をモチーフとした太く赤いラインがあしらわれており、日本らしさと聖火リレーに対する敬意と大会成功への祈念が込められているという。また、コカ・コーラ社の協力のもと、同社内で回収されたPETボトルをリサイクルした素材が使用されており、サステイナビリティーにもこだわっている。

 尾花デザイナーは自身のインスタグラムで、「やっと公表できますので、ここで発表させて頂きます。今回、聖火ランナーのユニホーム等を担当させて頂きました。限られた時間の中で、このプロジェクトに携わって頂いた多くの方々に改めて心から感謝とお礼申し上げます。また、僕一人だけでは到底できない、素晴らしいチームと一緒に出来たことも本当に良かったです。しかし、極秘で動くプロジェクトは色々ありますが、オリンピックに関しては本当に国家機密を背負っているというか、結構ドキドキしました」(一部抜粋)とコメントした。

 聖火リレーは、2020年3月26日に福島県にある日本サッカー界初のナショナルトレーニングセンター、Jヴィレッジをスタートした後、約1万人がリレー形式で121日間をかけて47都道府県857市区町村を巡り、7月24日の開会式で新国立競技場の聖火台に点火される。走者は、公式スポンサー4社(日本コカ・コーラ、トヨタ、日本生命、NTT)が6月から、各都道府県が7月からそれぞれ公募し、全て8月31日に締め切る。当選発表は年末を予定しており、ユニホームは支給されるが、交通費や宿泊費などは自己負担となる。

 なお聖火リレーで用いられるトーチは、吉岡徳仁デザイン事務所が企画・デザインした。モチーフは国花である桜で、素材の一部には東日本大震災の復興仮設住宅のアルミ建築廃材が再利用されている。

 尾花大輔は、1974年神奈川県生まれ。原宿の名店古着屋「ヴォイス(VOICE)」で3年間ショップマネージャーやバイヤーなどを経験したのち、2000年に「N.ハリウッド」を設立。初となるコレクションを02年に発表し、10年からは発表の場をニューヨークへと移している。