「スレトシス」2016年春夏コレクション
「スレトシス(SRETSIS)」が2016年春夏コレクションを青山の旗艦店で発表した。14-15年秋冬から、メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク東京に参加し、遊び心のあるドリーミーな世界観をランウエイで打ち出してきた。今季はショップの2階にゲストを数組ずつ招き、プライベートなモデルプレゼンテーションを開催。デザイナー自らゲストの隣に座り、登場するアイテムの説明をしてくれるというユニークなアプローチを行った。
幸福度で豊かさを測る“ブータン”をテーマにしたコレクションは、にこやかにほほ笑む花々のイラストや動物がキーモチーフだ。スエードやカットレースなどを用いたボヘミアンテイストのアイテムに、エアリーで繊細なドレスなどをミックスして、ハッピーで軽やかな雰囲気のコレクションを提案した。
ピム・スクハフタ「スレトシス」デザイナー(左)と、妹で同ブランドのジュエリーデザイナーのマティナ・スクハフタ。ピム・スクハフタはパーソンズ・スクール卒業後、2002年にニューヨークでブランドをスタート。仲の良い3姉妹でブランドを手掛けている。三女のマティナがジュエリーのデザイン、長女のクライがマーケティングを担当
発表形式を変更した理由について、「世界観をより深く伝えたいと思った。過去3度ショーを開催して反響はあったが、もっと多くの日本の人と直接会う機会を増やして、話をしたかった」とピム・スクハフタ=デザイナー。すでに海外ではケイティ・ペリーやビヨンセ・ノウルズなどが愛用し、タイでもセレブやファッション感度の高い女性に人気だ。「タイのショップで限定品を発売したとき、外に並んでいる女の子グループの1人がその限定品ほしさに“気絶するフリ”をした。スタッフがその子に気を取られている隙に、もう1人の子がズルをしてショップに潜入し、商品を購入。そのファンの子が、一番記憶に残っている(笑)」。
3姉妹は大の日本ファンでもあり、「東京ほど、限定店舗やアイテムがある国はどこにもない。ここ数年、日本ではシンプルなモノを好む傾向があったが、最近はデザイン性のあるモノが再び求められていると感じる。私たちのデコラティブな洋服もその流れにのって、東京にもっと“スレトシス ガール”を増やしたい」。
現在、卸先は約60件。タイの他、日本やアラブ首長国連邦、シンガポール、イタリアなどが主要国だ。15年度の全世界の売上高は約5億2460万円、内タイは84%の4億3920万円、日本は9%の4880万円を見込んでいる。16年度は日本の売上比率を20%にすることが目標だ。
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