「マックスマーラ(MAX MARA)」は、2026年秋冬アトリエコレクションを発表した。今季は“コートという建築(The Architecture of a Coat)”をテーマに、建築の合理性や機能美を取り入れたコートを提案する。
インスピレーション源は、1958〜59年に建設された「マックスマーラ」初のファクトリーだ。バウハウスの精神を受け継ぐ同建築のブルータリズムやラショナリズムをデザインに反映。「形態は機能に従う」という哲学のもと、機能性とエレガンスを追求した。
ラインアップには、ムッシュコートやケープ、シャツコート、レディングコート、フラールコート、ブルゾン、キモノコートなどがそろう。シャープなラインと計算されたプロポーションが特徴で、コンパクトなシルエットに長めの着丈を組み合わせたデザインや、オーバーサイズとスリムラインのコントラストが際立つ。
素材には、ラズミールやファイユ、カシミヤ、ツイード、起毛素材などを採用。異なる質感や厚みを組み合わせることで、ミニマルなデザインに奥行きを加えた。カラーパレットは、アスファルトやセメント、チャコールといったグレーを基調に、ミンクやエボニー、オートミールなどのニュートラルカラーから、ブリックレッドやトーステッドブラウンといった深みのある色合いまで幅広く展開。ローズウッドやゴールド、バーガンディ、クラインブルーをアクセントに取り入れた。
また、ガエ・アウレンティ(Gae Aulenti)やアイリーン・グレイ(Eileen Gray)、チニ・ボエリ(Cini Boeri)、フローレンス・ノル(Florence Knoll)、ソフィー・ヒックス(Sophie Hicks)といった女性建築家たちにもオマージュを捧げた。建築の思想とメゾンのクラフツマンシップを融合させ、現代女性のライフスタイルに寄り添うコートの新たな可能性を探求している。