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テンシャルが5年後に売上高1000億円超へ 「バクネ」1本足から24時間を支える”コンディショニングウエア”企業に

リカバリーウエア「バクネ(BAKUNE)」のテンシャル(TENTIAL)は10月15日、2031年8月期を最終年度とする中期経営計画「PoTENTIAL 1000」を発表した。26年8月期に332億円だった売上高を、5年で3倍超の1000億円超に引き上げる。営業利益は115億円超を目指す。

計画の軸は、売上高の82%を占めるリカバリーウエア(RW)依存からの脱却だ。睡眠中の回復を担うRWに、寝具の「SLEEP」、日中のパフォーマンス維持を担う「WORK&LIFESTYLE」などを重ね、“24時間のコンディショニング”を掲げる。31年8月期には非RWの売上構成比を50%超に高める。

成長額668億円の内訳は、SLEEPが266億円超と最大で、RWは176億円超、その他は225億円超。RWは低価格帯の参入が増えているとして、年平均10%程度の成長に抑えて見込んだ。代わりに掛け布団を軸とするSLEEPを年平均50%超で伸ばし、第2の柱に育てる。26年8月期のSLEEP売上高は33億円で、前期の約2.6倍。6月に関東・関西で放映した「バクネ 掛け布団 クール」のテレビCMで新規顧客の獲得が加速した。26年秋冬から28年春夏にかけて、102商品・302品番の新商品を投入する。

これまで掲げていた「売上高成長率30%以上の継続」を「年平均成長率(CAGR)25%程度」に改め、26年4月に示した営業利益率15%超は中計期間後の長期目標に回した。期間中の営業利益率は11.5%程度に据え置き、広告効率の改善で生まれた余力はテレビCMなどのブランド投資と新カテゴリーの立ち上げに振り向ける。説明資料には「利益率ではなく利益額の成長にコミット」と明記した。海外展開やM&Aは計画に織り込んでいない。

26年8月期決算は売上高は71.3%増の332億円

同日発表した26年8月期の業績は、売上高が332億円、営業利益が38億円、純利益が24億円だった。決算期変更に伴う参考値(24年9月〜25年8月)と比べ、売上高は71.3%増、営業利益は67.8%増で、いずれも過去最高。4月に上方修正した計画も達成した。一方、純利益は本社移転に向けて契約した物件の解約損失3億2800万円を特別損失に計上し、計画比94.2%にとどまった。解約金は敷金と相殺され、新たな資金流出はないという。

27年8月期は売上高410億〜450億円、営業利益41億〜53億円とレンジで予想する。新規顧客の獲得ペースや新商品の立ち上がりに幅があるためで、下限でも増益を確保する。1000億円への1年目は、掛け布団の冬商戦から始まる。

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