ビジネス

ナイキのCEO、苦戦が続く傘下「コンバース」の売却予定はないと発言

ナイキ(NIKE)のエリオット・ヒル(Elliott Hill)社長兼最高経営責任者は、2025年12月〜26年2月期(第3四半期)の決算発表説明会で、傘下に持つコンバース(CONVERSE)を売却する予定はないと発言した。同ブランドは苦境が続いており、売却するのではないかとの臆測が広まっていた。

同氏は、「コンバースは引き続き“ナイキ・ファミリー”の重要な一員であり、その長期的な可能性に期待している。立て直しの作業はまだ終わっていないものの、方向性は明確だ。チームは集中的かつ緊急性を持って動いており、基盤はさらに強さを増している」と語った。同氏はまた、同事業を健全な状態にするべく「断固たる措置を講じた」と説明。これは2月に実施した人員削減を伴う組織再編を指しているが、解雇された人数などの詳細は明らかにしなかった。

なお、仏金融グループBNPパリバ(BNP PARIBAS)のローラン・ヴァシレスク(Laurent Vasilescu)=シニア・アナリストは、最近発表したリポートで、3月にナイキが米国証券取引委員会に提出した報告資料の中に“事業売却などに伴う費用”という項目があることを指摘。これがコンバースの売却を示唆しているのではないかとの見解を示した。

コンバースは直近の第3四半期で35%減収

ナイキの第3四半期の業績は、売上高が前年同期比0.1%減の112億7900万ドル(約1兆7933億円)とほぼ横ばいだったが、コンバース事業は同34.8%減の2億6400万ドル(約419億円)と大幅に減収。これは全ての地域で減収だったことによるという。同社はコスト削減を含む再建策の効果について、今秋に実施予定のインベスターデー(投資家向けの説明会)である程度明らかにできるのではないかとしている。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

長寿&人気の販売員特集 ファッション&ビューティのトップ販売員20人の今【WWDBEAUTY付録:「WWDBEAUTY ヘアサロン版ベストコスメ 2026」結果発表!】

「WWDJAPAN」8月24日号は、毎年恒例の人気企画「販売員特集」。ファッションとビューティ、業界きってのえりすぐり20人に、素顔と接客の流儀、販売員としての矜持を聞きました。販売業は人手不足という現実に直面する中で、構造的な変化のただ中にあります。数万、数十万単位のフォロワーを抱えるインフルエンサー販売員が現代版のカリスマ店員として台頭し、地方の郊外モールから等身大の魅力で驚くほどの売り上げを…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。