「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」は6月14日、東京・銀座みゆき通りに新旗艦店をオープンした。13日に開催されたオープニングレセプションには俳優の新田真剣佑や桜田ひより、関水渚、ボーイズグループINI(アイエヌアイ)の髙塚大夢、藤牧京介、松田迅、歌舞伎俳優の市川染五郎、片岡千之助らが出席した。
新田は「『エンポリオ アルマーニ』の“枠に囚われず挑戦する”という姿勢にとても共感し、より挑戦していきたいという気持ちになりました。国や言語、ドラマ・映画などジャンルを問わずチャレンジしていきたいと思っているので、『エンポリオ アルマーニ』の“自由な精神”に通じるところがあると感じました」とコメントした。
松田は、「どの角度から見てもスタイリッシュに見えるのが魅力です。合わせたシャツも夏らしさを感じさせるデザインで、パンツとの相性もとても良いと思います。あと、アクセサリーに少しユニークなストーンが使われていて、全体の雰囲気を夏らしく仕上げてくれます。店内にはストローハットなど夏を感じさせるアイテムも多く、今日の衣装にもぴったりだなと思いながらチェックしていました。普段のファッションは黒が多いのですが、今日はあまり選ばないベージュやブラウンのトーンで、店内にあったベージュのバッグにとてもひかれました!ナチュラルトーンのスタイルで、優しい雰囲気なのが新鮮で気に入りました。今後、こういうコーデにも挑戦してみたいと思います」と着用した衣装や店内のラインアップについて感想を述べた。
桜田も、「今日着たアイテムは、一見シンプルなデザインながら、上品な輝きと存在感があり、自分の新たな一面を引き出してくれるような感覚がありました。アクセントとして合わせたバッグは、自然と背筋が伸びるような気持ちにさせてくれて、強さを内に秘めた芯のある女性像を思い描きながら一日を過ごすことができました。アルマーニのジャケットは、女性の凛とした美しさや生き様を優しく包み込むような佇まいがあり、個人的にもとても好きな存在です」とコメント。
関水は、「アルマーニがこだわり抜いて作ったという階段は、まるでアートのように美しく、買い物中にソファに座りながら眺めることができるのが素晴らしかったです」と内装について触れた。
また市川は、「『エンポリオ アルマーニ』の姿勢は、歌舞伎と非常に通じるものがあると感じました。伝統的な型やスタイルを大切にしながらも、時代に合わせて進化し続ける点が共通していると思います」と語った。
「WWDJAPAN」へコメンント
“探究・自由の精神に共感”
会場には、華道家の大塚理航や箏奏者の大川義秋ら多数のアーティストやクリエイターも来場。「WWDJAPAN」に対し、「エンポリオ アルマーニ」の精神と自身のつながりについて語った。

Sora Aota/グラフィック・アーティスト
「“挑戦”ということを私はずっと考えています。アーティストとして絵を描いていく中で、挑戦や探究というのはずっと自分の中にあります。日常でインスピレーションを受けて絵を描いているのですが、その中で枠にとらわれたり、型にはまらないで自由な発想で絵を描いているので、その中で自然と個性だったり探求心も出てくるので、そういった点で『エンポリオ アルマーニ』と共感する部分があると思っています」

サリー楓/建築デザイナー・モデル
「“異なる価値観のぶつかり合いから生まれる美しさ”に共感しました。例えば、セットアップにジーンズを合わせるような、一見ミスマッチな組み合わせ。かっちりしたフォームとラフな素材、相反する要素が交差することで、新たな表現が生まれると感じています。私は挑戦したいときこそ、挑戦的な服を選びます。装いが自分にスイッチを入れてくれる、そう信じています」

快歩/特殊メイクアーティスト
「『エンポリオ アルマーニ』の個性、挑戦、自由の精神といったコンセプトには、自分の活動と強く重なる部分を感じます。特殊メイクという肩書を持ちながらも、その枠にとらわれず、従来のスタイルとは異なる表現に挑み続けてきました。最初はオーダーに応える仕事が中心でしたが、発信を重ねるうちに、自分の世界観をベースにした依頼が増え、自由な創作ができるようになりました。自分らしさや好きなものを表現し続ける姿勢が、結果的に新しい価値を生み出すことにつながっており、『エンポリオ アルマーニ』の革新を続ける姿勢と深くリンクしていると感じます」

春ねむり/ミュージシャン
「『エンポリオ アルマーニ』のブランドコンセプトである個性、挑戦、自由の精神は、個々の在り方や生き方の多様さによって初めて実現されるものだと思います。その実現のためには、より多くの人が構造的な問題に目を向け、それを脱構築しようと志向する社会が必要ですし、そうした社会のほうが、ずっと面白く魅力的だと思います。私自身も、次の作品でポスト・コロニアルなテーマを掘り下げる予定です」

大川義秋/箏奏者
「今は、自分で何かを探したり学んだりしながら、自由に表現していくことが大切な時代だと思っています。『エンポリオ アルマーニ』も、世代を問わず多くの人が楽しめる新しいスタイルを生み出していて、とても素敵だと感じました。僕自身も、伝統的な楽器である箏を今の時代に合った形で届けたいという思いから、衣装や作曲も自分で手がけながら活動しています。伝統と革新、そして個性を大切にする姿勢に、『エンポリオ アルマーニ』のブランドコンセプトと重なる部分を強く感じました」

大塚理航/華道家
「『エンポリオ アルマーニ』が持つブランドの姿勢と同じように、生け花の技術と精神性は、時代や国籍、年齢を超えた普遍的な美しさを持っていると信じています。容易に情報を手にすることができる世界だからこそ、生花に触れ、人と植物との交流を通じて自由に自己を表現することはとても大切だと思っています。今回、銀座店がオープンするというところで、インターネットでも物が買えて、それのみでも完結しますが、このように素晴らしい空間を提供して、直接ものに触れられる環境だったり、人とのつながりということを大切にされている姿勢というのにも、とても共感しました」

片岡千之助/歌舞伎俳優
「自分の軸を持ちながら、その上で探究や向上を重ねていく姿勢こそが、ブランドのキーワードである“イノベーション”や“自由の精神”につながると感じています。この2年ほどは歌舞伎の舞台を離れ、映画やドラマといった映像の仕事に挑戦してきました。その決断自体が大きな変革でもあり、新しい表現に触れることで得られる気づきや学びが、自分にとっての探究となっています。歌舞伎とは異なる時間の流れの中で、舞台を観に行ったり大学に通ったりと、自由な時間が増えたことでインプットも深まり、自分の表現にも新たな広がりを感じています」