資生堂の「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」は7月21日、スキンケアシリーズ“キーラディアンスケア”のローションとモイスチャライザーをリニューアル発売する。同シリーズは、美容液、ローション、モイスチャライザー(乳液またはクリーム)の3ステップケアを推奨。ブランドを象徴する美容液“ル・セラム”は2024年9月に先行してリニューアル発売しており、今回でスキンケアシリーズ全体の刷新が“完成”する形となった。
今回リニューアルするのは化粧水(2種、各170mL、1万4300円/レフィルは1万3200円)、乳液(2種、各125mL、1万5400円〜1万7600円/レフィルは1万4300円〜1万6500円)、乳液・クリーム(2種、各50g、1万6500円〜1万9250円/レフィルは1万4859円〜1万7600円)、コットン(120枚入り、1100円)の全13品。全国で取り扱う。
ローションには、肌の乾燥ダメージに対する抵抗力に着目して開発した、発酵美容成分“プレシャス米麹発酵エキス”を配合。麹菌と米による4万通りの組み合わせから、アミノ酸を最も多く含むものを選択。独自技術“ニュートリハイドロストックテクノロジー”で角層への浸透性を高めた。
モイスチャライザーには、サーカディアンリズムの働きに着目して配合した独自技術を搭載。日中用と夜用で異なる技術を採用してリズムに影響を及ぼす遺伝子の発現をコントロールする。日中と夜で変化する肌をサポートし、潤いを与えながらハリと弾力の維持に貢献する。
「1つ1つのアイテムはもちろん、3ステップだからこそかなう肌効果を実感してほしい。スキンケアをブランドの中核を担うシリーズとして育成することで、さらなる成長を目指す」と萩原里実ブランドマネジャーは話す。
スタートダッシュを担った
“ル・セラム”は好調に推移
シリーズ刷新の先陣を切った“ル・セラム”は、販売実績も順調に推移。25年1〜5月の日本市場における売り上げは、前年同期比で2桁増を記録した。訪日客売り上げにおいても同アイテムがけん引し、スキンケアとサンケアのカテゴリーでの2桁成長につながっている。
ブランド全体としても、25年第1四半期の売り上げはプラスで推移。中国市場の先行きは不透明であるものの、勢いは保っている状態だという。