「イプサ(IPSA)」が、ブランド初となる定番フレグランスを投入した。“スキンフレグランスジェル”(全6種、各25mL、各4400円)は、6月10日から販売を開始。ウォータリージェルのテクスチャーを採用し、スキンケア発想を香りに応用した「新感覚アイテム」として訴求する。
今回の製品は、リフレッシュ向けの“アウェイクシリーズ”とリラックス向けの”レストシリーズ”の2つのシリーズで構成され、日常のさまざまなシーンに合わせて香りを選べるのが特徴だ。香水市場の中でも「使うタイミング」や「香りの強さ」が課題となる中、“ほどよく香る”仕様で気軽に香りを楽しめる。
店頭では、独自の肌測定器イプサライザーによる「バランスケア測定」も香り選びに応用。ストレス状態や感情など内面的な要素にも広げ、測定結果に基づき自身の気づきにくい気分や心理状態にマッチした香りを提案する。
青山店でお披露目パーティーを開催
発売に先立ち、東京・青山店ではお披露目パーティーが開催された。香りのセレクトショップ、ノーズショップ(NOSE SHOP)が手掛ける香りのバー「はな」が、“スキンフレグランスジェル”の香りとリンクするクッキーやキャラメルなどのスイーツと相性の良いドリンクでペアリングを提供。ゲストは五感で香りを体験しながら、製品の世界観を味わった。
「イプサ」はこれまでスキンケアを主軸に展開してきたが、今回のように“香り”という感性領域に踏み込むことで、ブランドの体験価値を拡張しようとしている。「肌に塗る香り」という新市場の開拓が、既存ユーザーのロイヤルティーの向上や新規層の取り込みにつながるか注目したい。