ヤーマンは6月14日、歯磨きしながら顔のリフトケアをかなえる歯ブラシ型美顔器“オーラルリフト”(3万3000円)を応援購入サービスのマクアケで先行販売する。高速音波振動で歯垢を除去しながら、歯ブラシの背面に搭載したEMS電極で頬筋と笑筋を刺激。毎日の歯磨きの時間をEMSトレーニングにもつなげる。
同社は、40年以上の美容機器研究の中で、より効果的なリフトケアの方法が口腔内からの深層表情筋へのアプローチであることに着目。表情筋のインナーマッスルである深層表情筋は外側からケアしにくいため、歯ブラシ型美顔器を開発した。一般的なEMSは外皮から接触させるため強めの電気刺激を筋肉に与える必要があったが、“オーラルリフト”は口腔内粘膜から通電できるため、弱い電力で筋肉に作用することができるのが特長だ。
歯ブラシは歯の表面にフィットする独自形状で、1分間で約2万7600回、約3万2400回と2段階の高速音波振動を選べ歯垢を除去できる。背面には食器用に使われるステンレス電極を使用したEMS電極を搭載。口腔内専用に開発したEMS波形で効率的にトレーニングできる。電気刺激のレベルは6段階から選択可能だ。
「最短距離のリフトケアテクノロジーを開発できたことで、美顔器はハードルが高いと感じる人も取り入れやすい製品が完成した」とブランド担当者は自信をのぞかせた。マクアケの販売を経て、近い将来一般販売も視野に入れる。