ビューティ

「ゲラン」、俳優・監督のシャルロット・ル・ボン起用でミツバチ保護活動に新たな息吹

ゲラン(GUERLAIN)」はこのほど、俳優・アーティスト・映画監督として活躍するシャルロット・ル・ボン(Charlotte Le Bon)を新たな“ビー アンバサダー”に迎えた。同ブランドは、2010年から続けるミツバチ保護活動において、芸術性とサステナブルなビジョンを融合したアプローチに注力している。

芸術と自然が交差する唯一無二の共鳴

カナダ・モントリオール出身のシャルロット・ル・ボンは、豊かな自然と共に育った。創作する作品は映像から絵画、写真など多岐にわたり、自然と人間の繊細な関係性を映し出す。その創作姿勢は、ミツバチからインスピレーションを得て生物多様性の保全に取り組んできた「ゲラン」の哲学と共鳴する。同社のガブリエル・サンジュニ・ロドリゲス(Gabrielle Saint-Genis Rodriguez)CEOは、「彼女の芸術的な視点と環境への情熱は、ブランドが掲げる価値観と完璧に重なる。シャルロットをファミリーに迎えられることを、心からうれしく思う」とコメント。ル・ボンは、「自然は私のミューズであり、心が安らぐ場所だ。『ゲラン』のビー アンバサダーとして、ミツバチの大切さを広めていくことに大きな意義を感じている」と喜びを語った。

次世代に向けた教育とアートの架け橋に

「ゲラン」は今回の発表とともに、一般向け教育プログラム「ビー スクール(Bee School)」の新たな取り組みも明らかにした。モントリオール昆虫館と協働し、野生ミツバチを含む花粉媒介者(ポリネーター)に関する新たな教育コンテンツを開発する予定だ。ル・ボンはこの取り組みにも深く関わる予定で、アートイベントや没入型体験を通じてミツバチ保護の重要性を伝えていく。

フランスとハリウッドを股に掛け活躍

俳優としても国際的な評価を受けるル・ボンは、近年監督としても頭角を現す。2022年に初長編監督作「ファルコン・レイク」がカンヌ国際映画祭「監督週間」部門に選出され、ルイ・デリュック賞を受賞。昨年は、伝記映画「ニキ」で主演を務め、芸術家ニキ・ド・サンファル(Niki de Saint Phalle)を演じた。今年もHBOの人気シリーズ「ホワイト・ロータス」シーズン3に出演するなど、グローバルな存在感を高めている。

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