PROFILE: 左:ACE COOL/ラッパー、右:鈴木竜也/映像作家
東北の団地に暮らすいじめられっ子の寡黙な少年が、転校生との出会いをきっかけに父親と同じアイドルの道を歩みはじめる。それは波乱に満ちた彼の人生の始まりにすぎなかった——。いくつもの名前を獲得しながら数奇な運命を辿る男の生涯を、芸能界の闇や高齢者ドライバーによる事故、格差に戦争など、現実に起こる社会問題を反映させながら描いた長編アニメーション「無名の人生」が、5月16日から公開される。
監督はコロナ禍にアニメーション制作を始め、個人製作した短編作品「MAHOROBA」、「無法の愛」が国内の映画祭で数々の賞を受賞した鈴木竜也。そんな彼が単独で、先の展開を決めないまま1年半かけて描き上げた満を持しての長編デビュー作が本作である。作画だけでなく、音楽や編集なども自ら担当。国内外を席巻した「音楽」の岩井澤健治監督がプロデューサーとして、劇場用の仕上げから宣伝体制まで全面的なバックアップを行ったという。
いろんな名前を持つ主人公を演じるのは、日本屈指のラップスキルと抒情的なリリックで聴く者を圧倒する孤高のラッパー・ACE COOL。少ない台詞で、つかみどころがない男が変化していく模様を見事に体現する。ほかにも田中偉登や宇野祥平、猫背椿に鄭玲美など、錚々たる実力派俳優が声優として集結。一寸先も読めない規格外の物語に、説得力を宿すことに成功している。
なぜ主人公に声優初挑戦のACE COOLが抜擢されたのか。キャスティングの理由から、予想もつかない物語の制作プロセス、声優の難しさなどについて鈴木竜也監督とACE COOLに語り合ってもらった。
ACE COOL抜擢の理由
——鈴木監督が初めてアニメ製作を行ったのが、ちょうどパンデミックで自粛期間中だった5年前の春ですよね。インスタグラムにアップされていますが、最初はGIFスタンプでつくったんだとか。そこから5年で、劇場公開される長編アニメーション映画を製作したというのは本当に驚きです。アヌシー国際アニメーション映画祭の長編コントルシャン部門にノミネートという快挙も果たしたわけですが、「無名の人生」という作品に対するお2人の自信はいかがですか?
鈴木竜也(以下、鈴木):全国の皆さんにどう受け入れてもらえるか不安がないといえば嘘になりますが、僕は「これが一番面白い」と思いながらつくったので自信はあります。
ACE COOL(以下、ACE):あまり映画に詳しいというわけではないんですが、完成品を観たときにすごく面白いと感じました。先行上映会に来てくれた自分の周りにいる信頼の置ける人たちにも絶賛してもらえたので、いろいろ観ている人にも届いてくれる作品じゃないかなと思います。
——リリックにマイケル・マンが出てきたり、音源を聴いているかぎりACEさんはかなり映画好きという印象があったのですが。
ACE:好きではありますが自分はかなり偏っているので。監督と映画の話をすると全然だなと思いますし。
——本作の冒頭をはじめ、監督は台詞を使わず物語を伝えることに長けた映像作家である一方、ACEさんはラップだけで情景を浮かばせる言葉のプロですよね。とても対照的なお2人が組んだことがある種の化学変化となったのかなとも思うのですが、本作の主役に声優未経験のACEさんを抜擢した経緯を教えてもらえますか?
鈴木:本作の主人公は、主人公だけど一番異物感があっていいキャラクターというイメージだったんです。最初は寡黙そうな役者さんが良いのかなとも考えていたんですが、ちょうどキャスティングを考えていたのは、リリースされたばかりのACEさんのアルバム「明暗」をずっと聴いていた時期で。この映画自体がACEさんの楽曲にインスピレーションを受けながらつくったという部分もありますし、ラッパーの方って楽曲にたくさんの言葉を詰め込みますが、逆に寡黙なこのキャラクターをACEさんにお願いしたらどんなことが起こるんだろうって想像したんですよね。それで字幕が載った途中までの無音の映像と企画書をACEさんの公式HP経由でお送りしてオファーさせていただきました。でも2日くらい返事が来なかっただけで僕はブルっちゃって。
ACE:(笑)。
鈴木:「もうダメかも、終わりだ……」と思いながら今度はSNSでDMしたんですよ。ただDMだと相手に承認されないと長文が送れないんですよ。でもテンパってたからそれに気付かず途中まで書いた短い文章だけ送っちゃって。「ヤバい……」と思ってたら承認してくれて、きちんとお送りしましたが(笑)。そういうことがあった後に、承諾いただきました。
——ACEさんとしては思ってもいなかったオファーだったと思いますが、挑戦しようと思ったのはなぜでしょうか?
ACE:やっぱり最初はびっくりしましたよね。連絡をもらった最初の2日間で送ってくれた映像を観て、脇役とかならまだしも、初めての声優で主人公なんてできるのか……という葛藤はありました。そしたら監督から「僕のアルバムを聴いて原画を描いた」といった熱い思いが詰まったDMが来て、オファーをくれた理由が腑に落ちたんです。ならそれに応えよう、と思って受けさせて頂きました。
——でも「明暗」って昨年の5月末にリリースされた楽曲ですよね。聴きながら描いてたとなるとかなり最近の話ですね。
鈴木:まず先行で配信されていた楽曲でACEさんを知って、そこから過去作を聴いていたらアルバムが出たらしいということで「明暗」を聴くようになったんです。中でも「虚無主義」という楽曲にすごくシンパシーを感じながらこの作品に取り組んでいました。だからファン歴は短いんですが。
ACE:確かに「虚無主義」の空気感が映画にありますね。
鈴木:そうなんですよ。それを聴いて、ACEさんに「くだらねぇ」って言ってほしいなって思って(笑)。出演者でありインスピレーションもとでもある唯一の存在なんです。
鈴木監督作品の作家性
——監督は実写監督作である「バッド、フロム、トゥモロー」(2016)からその後のショートアニメまで、一貫して「思わぬ方向に転がっていく人生」を描いていますよね。またACEさんも自伝的な1stアルバム「群青」で人生の変遷をラップで表現していましたし、作品づくりに対する態度は似ているのではないかと感じました。ACEさんは監督の過去作はご覧になられたんでしょうか?
ACE:最初にお話をいただいたときにYouTubeにアップされている「無法の愛」を観ました。
鈴木:「観なくていいです」って言って逃げたんですけどね(笑)。作品を重ねる中で絵がだんだん上手くなってくると、過去作が観れなくなるんですよ。「下手くそだな〜」って。
ACE:アニメーションが独特すぎてめちゃくちゃ印象に残りました。観たことのないタイプで「こういうのもあるんだ。面白いな」って。
鈴木:ACEさんの楽曲は内に迫ってくるような感覚が魅力だと思うんですが、僕はできるかぎり私情を挟まないようにしてるんです。キャラクターに投影しすぎないように意識しているけど、自然と部分的に投影されてしまうくらいがちょうどいいのかなと。だからある意味対照的だとも思うのですが、姿勢が似ていると言ってもらえるのはとてもうれしいですね。
——キャラクターに投影しすぎないけれど、序盤の舞台となる東北や主人公の男性アイドル好きというのは監督の地元や過去がベースとなっているんですよね。
鈴木:アニメだけど、知ってる場所や好きなことを入れ込んでリアリティーが出ると、作品の重心が取れるし観たことがないものが生まれるんじゃないかと思ったんですよね。そういう意味で知っているものを描きつつも、キャラクターに肩入れしない中立の立場でつくっていきました。
——中盤で主人公が完全にACEさんの見た目になりますよね。あれはオファーをしてから描いたんですか?
鈴木:そのときACEさんを聴いてはいたんですが、実はオファーするという発想はまったくない段階で……。ただ楽曲からインスピレーションを受けて、格好良いファッションとしてACEさんのサングラスを参考にしました。その後、オファーを受けてもらったので結果オーライということで。
ACE:予告編を観た周りの人から、「本人役で出てるの?」って言われるんですよ(笑)。
鈴木:あれが主人公像の中で一番気に入っているんですよ。そのパートを描いてたころの自分に言ってあげたいですよね。「バレるぞ」って(笑)。
脚本を書かずつくり上げた作品
——あはは。ACEさんは今回が声優初挑戦ですが、どういう話し方や声でいくかなど、どのように準備されたんでしょうか?
ACE:アフレコする前に、自分が使っているスタジオに監督が打ち合わせで来てくれたんです。それまで「どういう声でいけばいいんだろう」と不安だったんですが、監督に「普段のしゃべり方で良い」と言われてイメージを固めることができました。
鈴木:まさに今の感じですよね。ACEさんのインタビュー動画を見て、普段のしゃべり声も素敵だなと思っていたのでそれをお伝えさせていただきました。
——脚本を書かずつくり上げた作品と伺いましたが、後に書き起こしたんですか?
鈴木:演者さん用に台詞だけ書き起こした簡易的な台本はつくりましたが、ト書きがあるものは未だ存在しないです。だからクレジットにも脚本ってのは書いてないんですよ。1年半1人で描き続けておいて説得力がないかもしれないんですが、僕は基本的に飽き性で面倒くさがりなのでなるべく早く取り掛かりたい。だから脚本も絵コンテもキャラクターデザインも根こそぎカットして、いきなり本番として原画を描き進めていきました。謎の自信に満ち溢れていたんですが、もしちょっとでも分岐を間違っていたら大変なことになっていたんだろうなと今では思いますよね。
ACE:どういう方向に進むか分からずつくっていったのが、作品の中身にも反映されていますよね。それが面白く作用して、展開が予測できない。
鈴木:予測できないほうを常に選択していきましたからね。
——全編通して観ると緻密につくられた雰囲気も感じますよね。
鈴木:元も子もない発言なんですが、「伏線って結構後からでもつくれるんだな」という気付きはありました。だから緻密さって何だろうって考えるきっかけにもなったし。でもこのつくり方は1人じゃないと無理だなと思いましたね。
——でも従来の作品と異なり、撮影や録音、音響といったスタッフも参加されていますよね。アニメ部分ができてからの話だと思いますが、そこはこれまでとも違ったのでは?
鈴木:「ダイ・ハード」をやっていたつもりが「アベンジャーズ」みたいに仲間が増えた感じでしたからね。それはプロデューサーの岩井澤さんが「これは劇場でやれるクオリティーですが、そのためには音を作り込む必要があります」と指南してくれて。それでスタッフだけでなくキャストも有名な方を呼んで、スタジオで録ってというように進めていきました。途中からチームで製作できたのもとても良い経験でしたね。仙台から東京で作業するという冒険感も楽しかったです。
——仙台といえば、ロケーションは結構現実にある場所を忠実に再現していますよね。
鈴木:場所はいろいろと探しました。オーディション会場として描いた「せんだいメディアテーク」なんかは一応許可をもらっています。個人的に良い場所を見つけたなと思ったのは仙台駅の屋上です。
初めてのアフレコ体験
——主人公は台詞が少ないぶん、言葉1つひとつの重みもあったと思うのですが、アフレコの際に意識したことはありますか?
ACE:幼少期の台詞はかなり少なくて、後半に長めの台詞が増えてくるんですよね。冒頭の独白以外は順番にアフレコをしていったので、基本的には物語の流れに沿った内面を少しだけ意識していきました。ただ基本的には感情を入れない無機質なトーン。でも最後の最後だけ少し感情を入れる、というふうに調整しました。監督からも「淡々と、ガッとしゃべるというよりはボソッとつぶやくくらい」と言われていたので、監督がほしいのはこれかなと僕の中でビートたけしをイメージしながらやっていました。
鈴木:絵柄が基本的に真顔なので、声優の皆さんも自動的に淡々としたトーンに持ってきてくれたんですよね。あとスタジオに入るときに最初に「声をもっと低く」といった調整だけして、あとはポンポンと録っていきました。だからACEさんとキン役の田中偉登さんの2人でアフレコしたのに、一時間くらいで全部終わって(笑)。早く終わらせたいというわけでもなかったし、普通映画監督ってもっと粘るよな……と思いつつもどのテイクもOKだったんで。サブキャストの方に至るまで全員見事にハマっていたので、そこはすごく自信があります。
——田中さんと一緒にアフレコした経験はいかがでした?
ACE:収録といってもラップとは全然違うので体験として緊張しましたよね。スタジオの雰囲気も違うし、ブースもめっちゃ広い。マイクが複数あって映像が流れる中録るのを、ガラスの向こうに監督やエンジニアとかいろんな人がいるんです。ラップを録るときは狭いブースに一人で、エンジニアは声だけがつながっているくらい。だからラップだったらもっと自信を持ってできるんですけど、今回は何もかも違うから「これでいいのかな?」ってなっちゃったんですよね。田中さんとの掛け合いもなかなか難しくて。
鈴木:田中さんは声優っぽいセンスの持ち主で、ACEさんと対照的な声の方にあえて1番近い役をやってもらったんです。
ACE:田中さんは自主的に何度もやり直しをされるんですよね。監督がOKって言っても納得するまでやるのを見ていると、やっぱり役者ってすごいんだなと思いました。僕は監督にOKって言われたらそれに納得してたので。
——アフレコを経た上で、監督はACEさんにどんな魅力があると思いますか?
鈴木:心情がすごく伝わるリリックでラップしている人なのに、普段のしゃべり声からは心情が読めない印象は最初からあって。HIP HOPシーンにおいてもカリスマ性があるじゃないですか。みんな外と闘っている人が多い中、ACEさんは1人自分と闘っている感じが魅力だと思いますし、それは本作の主人公に通じるところがあるなと思いました。
——声優としての経験は今後の音楽活動に活かせそうですか?
ACE:普段の活動でポエトリーリーディングのようなことはしないんですが、アフレコの経験を経て「そういうことをやってみるのもアリかもな?」って思いました。
——————————以下、物語のラストに言及する記述があります——————————
タイトルに込めた想い
——監督は本作に限らず、毎回音楽を自分でつくられていますよね。作品ごとにソウルフルだったりオーセンティックだったりビートのテイストが変わりますが、本作はその集大成的なサウンドだと個人的には感じました。
鈴木:最初の構成段階から、物語を10章に分けて、章ごとに色彩や音楽も変えようと決めていたんです。制作終盤で音を考える際には、スプライス(サンプル音源サービス)にある音源を聴きまくって、楽器から各章に落とし込む音の方向を決めていきました。例えば前半は弦楽器多めで、後半にかけてドラムが増えていくというように。決して明るいだけの作品ではないので、音楽でテンポやグルーヴを出すことが作品のエンターテインメント性を引き出すことにつながるかなと思ってそこはこだわりましたね。いろいろ実験しながらやってたのですごく楽しかったです。
ACE:音楽もめっちゃ良いですよね。作曲も自分でやってるって聞いてすごいなって思いました。いろんなジャンルの音楽が、この音以外には考えられないって場面に入れられていて。映画とかを観ているとたまに思う「この音は違うな」というのがなかった。
鈴木:邦画を観てると「ここで泣いてください」みたいなBGMが流れてくるときがあるじゃないですか。本作でも主人公が偽の父親と会うときに流しているんですが、それをぶった切るというのがやりたかった(笑)。
——エンディングの主題歌はてっきりACEさんが歌うものと思っていたので、少し懐かしい感じのアイドルソングが来て仰天しました。あれも監督が作詞・作曲ですよね。
鈴木:終盤になると僕もどうかしてて、とにかくぶっ飛ぶような展開で終わりたいなと考えたんです。それで最後のカットでキレよく物語を終わらせたあとに、これも邦画あるあるの「企業が選んだ絶妙に合っていない主題歌」で締めたいなと(笑)。物語的にもアイドルソングは重要ですし、あの主題歌のピアノバージョンを前編で伏線のように組み込んでおいて、最後に流すと観ている人も唖然としながら終わっていくんじゃないかなと思いました。
作曲する際には僕の鼻歌を原夕輝さんに送って、イントロなどのリクエストをしながらつくってもらいました。だから実質作曲はほぼ原さんです。「シェイク」や「青いイナズマ」をイメージしつつ、そこに「マツケンサンバ」の要素も加えてくれたので最高でしたね。
——終盤のぶっ飛んだ展開をACEさんはどう観られたんですか?
ACE:観たことのない展開で面白かったです。ただ簡単に咀嚼できなくて、監督にいろいろ質問しました。「あの被り物はなんなんですか?」って聞いて「被ったらなんでも見えて長生きできる装置です」って教えてもらったり。終盤の中でも、ずっと主人公の後頭部が映って時間が経過していくモンタージュがすごく好きでした。いろんな時代が過ぎていって、最後に自分の名前を呼ばれる部分にすごくグッと来たんですよね。
鈴木:自分の記憶を振り返ったときに、そこに自分の姿も映っていることってありませんか? あのパートではそういう感覚を呼び起こさせたかったんですよね。
——監督はこれまでも作品の中に現実で起きたことを反映してきましたよね。本作では自動車事故や男性アイドルの性被害が描かれていますが、あえてアニメで現実社会を映す理由を教えてもらえますか?
鈴木:アニメだからこそ残酷な現実のことを描いても輪郭が丸くなって観られると言いますか、自分がそれまでもやってきた風刺的な作風がアニメに結構マッチするということに気付いたんですよね。最初から男性アイドルを出すことを決めて2023年の初めごろに本作をつくり始めたんですが、その前後にアイドル事務所の問題が報じられて。当初は普通にアイドルを描くつもりだったんですが、これは避けて通れないなと思って描くことを変えていきました。僕は無名だし好きにやらせてもらおうと。ただ僕自身アイドルは好きですし、その人たちの2次加害になるような描写は避けるように意識はしました。
——タイトルにもある「名前」が本作では非常に重要な要素となってきますよね。主人公はいろんな名前を獲得しながら人生の旅を経験していくわけですが、この「名前」というものに何を見出し、物語を展開させたんでしょうか?
鈴木:一番最初に浮かんだのが「無名の人生」というタイトルなんですよね。そこから「じゃあ名前と人生の映画をつくればいいんだな」と物語を膨らませていったんです。名前ってみんないろいろあるじゃないですか。SNSのニックネームや職場や家族での呼び名とか。それが変わっていくという展開にすれば面白いんじゃないかなと。それで最終的に「名前なんてなくてもいいんじゃないか」というところまで到達するという。
——最後に、お2人が本作で特に好きなポイントを教えてもらえますか?
ACE:やはり絵作りが良いですよね。特に好きだったのは車が固定されたまま景色がどんどん変わっていく冒頭。すこし北野映画っぽいし、音楽もピアノとストリングスがきれいですごく良いなと思いました。
鈴木:あの音楽がラストの主題歌のバラードバージョンなんですよね(笑)。本作は脚本も書かずアドリブで制作を進めて、物語を制限しなかったことによって狙ってた以上に暴走してくれました。だからこそナルシシズムのない他人事のような作品になってくれたことが僕は好きですね。
PHOTOS:MASASHI URA
映画「無名の人生」
■映画「無名の人生」
5月16日から新宿武蔵野館 他 全国順次公開
監督・原案・作画監督・美術監督・撮影監督・色彩設計・キャラクターデザイン・音楽・編集:鈴木竜也
声の出演:ACE COOL
田中偉登 宇野祥平
猫背椿 鄭玲美 鎌滝恵利 西野諒太郎(シンクロニシティ)、
中島歩 毎熊克哉 大橋未歩 津田寛治
プロデューサー:岩井澤健治(「音楽」「ひゃくえむ。」)
配給:ロックンロール・マウンテン
配給協力:インターフィルム
2024年/日本/カラー/93分/2.35:1/5.1ch /DCP ©鈴木竜也
https://mumei-no-jinsei.jp