ファッション

「コヒナ」初の青山路面店は、隅から隅まで“小柄女性ファースト”な空間

小柄女性向けのD2Cブランド「コヒナ」はこのほど、東京・青山に初の常設路面店をオープンした。ゆったりと試着できるプライベートな空間をコンセプトに、スペイン語やイタリア語の“家”にちなんで「カーサ コヒナ」と名付けた。しばらくは週3回の予約制で営業する。

什器や店舗デザインまで
150cm女性基準

店舗面積は約100平方メートル。「コヒナ」はアパレルの丈感、バッグのストラップの長さやヒールの高さなど、すべての商品において小柄女性に似合う・スタイルよく見せる工夫が散りばめられている。それゆえ、ECベースでスタート(2018年)しながら、ファンからの試着を望む声は大きく、これまで積極的にポップアップストアを実施してきた。青山の常設店はブランドの商品のほぼフルラインアップを並べ、ニーズに応える。

男性の記者(身長高め)が店内の服を手に取ろうとすると、やや屈んだ体勢になることに気がつく。それもそのはず、ラックやインテリアは全てオーダーメイドで、150cmの女性が手に取りやすい高さにオーダーメイドで設計されているのだという。それだけでなく、試着室のフックも小柄女性の手が届きやすい高さに取り付けられており、壁面のグラデーションのデザインも、小柄な女性から美しく見えるよう調整されている。

ファンコミュニティーを醸成する空間に

店舗では先行予約や骨格・パーソナルカラー診断などのイベント実施も想定し、「ファンコミュニティーを醸成するための空間にしたい」と田中絢子ディレクター。ショールーム機能を持たせて、スタイリストや雑誌などへのリースにも対応する。

同ブランドは昨年9月に、中川綾太郎のnewnからサザビーリーグに譲渡され、現在は同社の新会社EGBAが運営する。今後2年以内に東京、大阪、名古屋など都市圏の商業施設を中心に、10店舗程度の展開を計画しているという。

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