サザビーリーグは24日、約4割を保有するスターバックス コーヒー ジャパン(以下、スターバックス ジャパン)の株式を米国スターバックス・コーポレーション(以下、米スターバックス本社)に売却することを発表した。売却金額は約550億円の見通し。スターバックス ジャパンは、1995年にサザビーリーグと米スターバックス本社との合弁企業として設立。現在では全国に1000店舗以上を展開し、2014年3月期の売上高は1256億円に達している。競争が激化するカフェ市場でさらなる発展を目指すには、米スターバックス本社の完全子会社化するのが最善と判断した。
米スターバックス本社は2回に分けてスターバックス ジャパンの株式60.5%の公開買い付けを実施する。まずサザビーリーグが持つ全株5700万株(39.52%)を買い取ったのち、残りを株式市場から買い取る。買収額は約1000億円になる見通し。なお、サザビーリーグの森正督・社長を含む同社の4人はスターバックス ジャパンの取締役を辞任する。