ファッション

「バレンシアガ」2014-15年秋冬パリ アレキサンダー・ワン得意のニットにフォーカスし本領発揮

 アレキサンダー・ワンによる3シーズン目の「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は、ワン自身が好きなアイテムでもあるニットにフォーカスした。得意のスポーツウエアをベースにしつつ、アトリエの力を借りてさまざまな実験的アプローチを試みるスタンスは引き続き。その内容は一層充実しており、メゾンとの良好な関係がうかがえる。

 きれいな黄色のファー付きダッフルコートは、ケーブルニットをラテックスでカバーしたもの。首元だけニットで切り替えたレザーのワンピースはよく見ると部分的にウールで刺繍をしてあるという、凝りようだ。ほかにも、ニットとサテン、ニットとファーなど異素材を組み合わせたアイデアが豊富。見るからに高度なクラフトワークを要するアイテムだけではなく、シンプルな素材を使用しつつ、フォルムの形成にこだわったニットアイテムも充実しており、このあたりは特に売りにつながりそうだ。

 フォルムのポイントは丸みを帯びた肩のライン。身頃と袖を一体化させた、クリストバル・バレンシアガ流であり、ダイビングスーツ風でもある独特のフォルムが多くのトップスに採用されている。時にはそのフォルムを強調するように太いジッパーを首から袖にかけて配していることもあり、強い印象のデザインだが、肩には丸みを、肩甲骨辺りには少しの緩みを持たせることで女性らしさを引き出している。

 時にはクロコダイルのグローブをはめた手でバッグを複数持ってウォーキングし、バッグへ本腰を入れることもアピール。カーフやファー、クロコを使ったショッピングバッグ風のシンプルなデザインは、クールなシルバーのワイヤーの持ち手を採用し、ここにもワンの個性が反映されている。

BALENCIAGA x コレクションの記事

関連タグの最新記事

ファッションの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

色で着崩すクラシック 2026-27年秋冬ウィメンズリアルトレンド特集【WWDBEAUTY付録:2026年上半期ベストコスメ発表】

「WWDJAPAN」6月22日発売号は、「リアルトレンド」ウィメンズ編です。国内アパレルやセレクト各社の2026-27年秋冬の打ち出しを一挙に紹介。シーズンのトレンド傾向から「今っぽい」をかなえるスタイリング術までを読み解きます。今季のキーワードは、「クラシック」と「エレガンス」。多くのブランドが、端正なジャケットを主役にしたトラッドスタイルをベースに、独自の解釈を加えた提案に挑戦しています。また…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。